読書記録:「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」
「繊細さんの本」に続き、一年以上積読になっていたこちらをやっと読了。
自分も割と繊細だけど、それに輪をかけて繊細な人が周りに多い気がしていてどう理解して行動したらいいのかを言葉にしようキャンペーンの一貫。
前回の本がひたすらHSPに寄り添う系だったのに対して、こちらはもうちょっと客観的に、「繊細なら繊細なりにちゃんと生きる方法を見出せや。別にあんたら被害者ちゃうで」みたいな気迫のある文章。
My takeawayはこちら;
HSPの人は努力し続けるのをやめて、ありのままの自分でいることが許されるのが大事。それで自尊心は取り戻せる
生育環境に恵まれた敏感な子どもは、その敏感さを強みとすることを覚えるらしい。でも恵まれてなくても、大人になってから補強することは可能。まずは自分を恥ずかしく思うのをやめよう
憂鬱な時に必要なのはもしかすると睡眠じゃなくて成功体験。ちゃんと9時前に起きてポストに郵便を取りに行くなどすれば、良い循環に入れる
希望を捨てることで前向きになれることもある。相手が変わることを期待するのをやめるとか。子ども時代をやり直す、夫婦関係をやり直すことも不可だと心得よ。それでも人生捨てたものではない。
4つの会話のステップ(世間話、興味のあることを話す、信頼する、直接聞く)を意識的に踏むと良いという話。お天気の話などにあえて止まるべき場面があるというのは面白い。そんな会話には意味がないと思っていたので、これは目からウロコ。