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ドラマ感想文:サンクチュアリ 聖域がカッコイイ

先週大相撲を(ほぼ)初めて見に行った流れで相撲ドラマを見始めた。
(わずかながらネタバレありです)

体は屈強だが、投げやりな性格の青年が相撲部屋に入門。力士になった彼はとがった振る舞いでファンを魅了しながら、伝統と格式を重んじる角界を揺るがしていく。

出演:一ノ瀬ワタル、染谷将太、忽那汐里

Netflixの紹介文

伝統やしがらみの中で強くなって勝ち抜いていく逆転物語。Netflixがおそらく日本大相撲協会には相談せずに作ったのだろうと思われ、角界の闇(八百長だったり新興宗教やSNSでのハラスメント、力士のメンタルヘルスなどなど)にもタッチしているのが面白い。苦々しく思う内部者もいるのかもしれないけど、日本の文脈に忖度せず、グローバルな巨大資本が自由にコンテンツを作っているのが清々しいではないですか。

主役の猿桜(一ノ瀬ワタル)が最初はとんがっていたのが、だんだんと謙虚になりチームワークも発揮していく。その成長物語に微笑みつつも、個人的に一番いいなと思ったのはピエール瀧の実質的なドラマ復帰作(多分)であるというところ。

この辺りも、グローバル資本が民放やスポンサーへの忖度なしで動けるからこそなのかなと思う。

日本社会はは大麻や覚醒剤での犯罪歴に対して欧米に比べると非常に厳しい。罪を償ったあとでさえ社会的に制裁を加えられてしまって俳優さんがあらためて活躍したり、会社員が再就職したりするのは無理ではないにしてもかなりハードルは高そう。最近はよく言われることだけど、お務めを果たしたあとはきちんと社会に復帰していける方法も必要だと思う。その辺りの寛容さを、Netflixが巨大資本として背中を見せてくれるのはカッコイイ。

ピエール瀧さんはYouTubeチャンネルもあるのを発見。今夜見てみよう。


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