熱狂を作り出すにはすり鉢状空間がいいのかも、と熱狂のレシピの謎。
秋は祭りのシーズン。
暇なのか?と疑われてしまう可能性大なのだけど、ワカメはこの1週間で、東京ゲームショー、大相撲秋場所、BMSG Fes、代々木八幡の秋祭りとお祭りっぽいものに4つも参加してきた。
そして大変申し訳ないことに、私はコンサート、スポーツの試合など、狭い空間で大勢の人が熱狂している状況が、大の苦手だ。(ついでに言うとJRの新宿西口改札も苦手)でも人が熱狂するものには何か魅力があるのは知っているし、苦手だからと引きこもってばかりいると世界はどんどん狭まってしまうので、すごく体力を奪われる覚悟を決めて出掛けて、それぞれ楽しんできた。「楽しいイベントに行くのに何言っちゃってんの?」と人が感じるのはわかっている。
以下、大相撲とBMSG Fesに行って、熱狂作りについて思ったことのメモ。
きっと、スタジアム設計とかでこんなことばかり考えているプロの人がいるのだろう。
大相撲は、NHKで見ていると、割と単調な印象を受ける。でも両国国技館に入ると、人気の力士に番狂わせがあった時など会場の湧き方はすごく盛り上がる。「どよめきが轟く」感じ。春場所に行った時に気に入ったので秋場所をリピートしてきたけど、金曜日だったのもあって満員御礼で大盛り上がり。ビールを飲みながらダラダラ見られる感じも含めて大好き。
BMSG Fesは東京体育館で、写真が撮れなかったけどステージの裏側にまで座席がある構成。裏側からの鑑賞はアーティストの背中を見ている時間が長くなって寂しい部分もあるのだろう。でも、国技館や東京体育館みたいな、すり鉢状の劇場やスタジアムって、熱狂作りにおいては、四角い箱の端っこの高いところにステージがある構成よりもいいんだなと思う。BMSG Fesではステージ後方の客席にもアーティストがいつも話しかける配慮もあったし、観客も「大丈夫だよ!ずっと見てるよ!」と言う感じでいつも答えていた。
すり鉢状空間でで生まれやすいのは;
× You(アーティストや選手) vs. Me(お客)
⚪︎ You(アーティストや選手) and Us(私たち、観客)
って言う構図。つまり、観客同士の連帯感や、アーティストや選手を包囲することで一体感が生まれやすい気がする。
ところで、会場の構成はさておき、イベントの種類で言うと、最も人が「きゃああああああ」ってなるのは、コンサートやLIVEですよね。なんなんでしょうね、あの熱狂。失神したりする人まで出る感じ。
林真理子さんと成田さんの動画でも同じことを話題にしていたけど、音楽以外であんなに人が熱狂することってないように思う。流石に、サッカーやラグビーの試合では、熱中症でもない限り人は失神しないものだし。
一体、人が失神するほどの熱狂を生み出すレシピはなんなのか?
個人的には、自分に対して熱狂されたら相手が一人でも一目散で逃げ出す勢いなので、全く必要はないのだけど。熱狂をデザインしている人に機会があれば聞いてみたい。
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