【財務諸表を考える】

財務書表は、会社や組織の財務状況を示す重要な文書です。それを小学生でも理解できるように説明しますね。

まず、財務書表には主に2つの部分があります。1つ目は「貸借対照表（バランスシート）」で、2つ目は「損益計算書（インカムステートメント）」です。

貸借対照表は、会社の所有物と借り入れたお金を示しています。小学生に例えるなら、貸借対照表はお金を使って手に入れたものと借りたもののリストのようなものです。お菓子を売っているお店で考えてみましょう。貸借対照表には、お店が持っているお金やお菓子の量（資産）と、お店が他の人や会社に借りているお金（負債）が書かれています。この表では、資産と負債がバランスしていることが大切です。

損益計算書は、会社の収入と支出を示しています。小学生に例えるなら、損益計算書はお店の売り上げや経費のリストのようなものです。お菓子を売っているお店の損益計算書には、お菓子の売り上げや仕入れたお菓子の値段、お店の経費（お菓子を作るのにかかる材料代やお店の家賃など）が書かれています。この表では、売り上げから経費を引いた結果が利益（もうけ）か損失（損）になるかが示されます。

これらの財務書表を見ることで、会社の経済的な状況が分かります。資産や負債のバランスが取れているか、利益を出しているか損失を出しているかが分かるのです。これによって、会社が健全で安定しているかどうかが判断されます。

以上が、小学生にも分かるように財務書表を説明した内容です。もちろん、詳しい部分や専門用語は省略していますが、基本的な概念を理解するのに役立つと思います。