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今市事件創作3|ストーリープロット
第1章:
1話 それぞれの1日
女の子の紹介
Kの紹介
2005年12月1日 6:30 女の子の1日の始まり
2005年12月1日 7:30 女の子登校
2005年12月1日 10:00 Kの1日の始まり
2005年12月1日 12:30 Kの知人に会う
2005年12月1日 13:00 Kがレンタルショップに行く
2005年12月1日 14:00 Kがレンタルショップを出発
2005年12月1日 14:15 女の子が下校
2005年12月1日 14:30 Kがゲームセンターに到着
2005年12月1日 14:45 女の子が誘拐される
2話 行方不明
2005年12月1日 16:00 行方不明になった女の子の家族と近所の人が行方不明になった女の子を探し始め
2005年12月1日 18:00 家族が警察に相談し、近隣住民総出で女の子を捜索を開始するが行方不明になった女の子は発見できなかった
捜索は深夜まで及び林の中、川付近、池付近、広い範囲で行われた
東京の主要新聞社とテレビ局に女の子が行方不明になったという一方がはいり、「どうやらただの行方不明ではないかもしれない」という情報をキャッチしていた
続々と記者が誘拐現場に入り、行方不明になった女の子の家族、その近所の人への取材が加熱していた
2005年12月1日 18:30 警察は幹線道路に検問を設置し、コンビニやガソリンスタンド、高速道路の監視カメラの映像を集め始めていた
2005年12月1日 19:00 Kがゲームセンターを出発
2005年12月ごろ、Kは新登場したガンダムのゲームにハマっており、時折、ゲームセンターに通っていた
2005年12月1日 19:30 Kと母がスーパーで合流し一緒に買い物をする
2005年12月1日 20:00 Kが帰宅、家族と夕食を共にする
2005年12月1日 21:30 Kの家族が帰宅する
Kの家族はKが住んでいるアパートから自転車で15分ぐらいのところに住んでいる
Kは姉と二人暮らしをしていたが、姉が台湾に一時帰国しており、2005年12月は1人で暮らしていた。
Kは五人きょうだいで長男だった。
2005年12月2日 01:20 Kが日の出を見るために出発した
Kが住んでいる県は海なし県で、海辺で日の出を見るためには、隣の県まで80km近く離れた隣の県まで行かなければいけなかった
2005年12月2日 01:50 Kの運転する車が地点AのNシステムに映る
2005年12月2日 02:20 Kの運転する車が地点BのNシステムに映る
2005年12月2日 04:00 Kは道に迷った末、日の出を見ることを諦め、家に帰ることにした
2005年12月2日 06:12 Kの運転する車が地点BのNシステムに映る
2005年12月2日 06:25 Kが日の出を見に行った帰りにレンタルショップに寄って借りていたコミックを返却する
2005年12月2日 06:39 Kが運転する車が地点AのNシステムに映る
2005年12月2日 07:10 Kが家に到着
行方不明になってから半日以上経ったが、女の子に関する情報は皆無であった
3話 捜査が始まる
朝、地元紙の朝刊で女の子が行方不明になっていることが報じられる
朝。警察は公開捜査に切り替える
2005年12月2日 14:00 行方不明になっていた女の子が住んでいたところから60km離れた山林で遺体となって見つかる
野鳥を見に来た初老のおじさん3名が山林で見つける
県を跨いでいたことから、両県警合同捜査本部が設置される
2005年12月2日 16:00 行方不明になった女の子の家族に、女の子に特徴がよく一致する人が見つかったことが伝えられる。
2005年12月2日 18:00 検死が行われる
2005年12月2日 20:00 行方不明になった女の子とその家族が女の子本人であることを足のほくろで確認する。
取材陣が警察署に集まっていたが、嗚咽が外まで聞こえていた。
最悪の結果となってしまった
2005年12月2日 22:00 司法解剖が行われる
司法解剖結果の鑑定書を警察に提出したが警察からの質問は特になかった
通常なら鑑定結果について質問があるものだがなかったので違和感を覚えた
遺体は全裸であった
頭部に粘着テープが付着していた
胸には10箇所の刺し傷があり、1㍑以上の血液が流れ出ていた
右首と左目下には傷があった
足裏には泥がついておらず、別の場所で殺害された可能性も考慮された
警察は、遺棄現場に血液反応があったことから遺棄現場で殺害されたと断定した
胃の内容物にお昼ご飯があったことから12月1日 17:00 ~ 19:00の間に殺害されたものだと断定した
遺体には複数のDNAが付着していたことから、すぐに事件は解決すると思われた
獣毛が遺体に付着していた
遺体は性的わいせつの痕跡がいっさいなく、遺体の様子から女性による犯行の可能性を感じたが、それが公にされるのは、だいぶ後のことである
遺体は急斜面にあったにもかかわらず、斜面に沿った死後硬直の様子ではなかった
司法解剖結果によると殺害後、車の後部座席やトランクで置かれていた時の様子に一致すると書かれていた
警察の現場検証結果だと、遺棄現場が殺害現場となったため、捜査本部ないで意見が分かれた
拉致現場に警察犬を投入し、同級生と分かれた三叉路から100メートルのところの砂利道のところで匂いが途絶えてため、そこで誘拐されたものと推定した
警察は遺留品がいっさいなかったことから、県内全てのゴミ処理センターに人員を動員し、怪しいものがあればすぐに発見できる体制をとった
遺棄現場と誘拐現場をつなぐ主要な道路沿線上の周辺の土手や雑木林、山林などの捜索も徹底して行なった
現場付近のすべての住民に対しても聞き込みを行い、事件前後に怪しいことがなかったなどを調べた
目撃情報を探すため、事件のあとしばらく人員を拉致現場付近に派遣し聞き込みを行なった
拉致現場と遺棄現場では複数のタイヤ痕が採取されたが一致するものは存在しなかった
運動靴の足跡、タバコの吸い殻、汚れていない手袋なども採取された
4話 未解決事件
事件から10日後、Kが容疑者リストにあがる
Kを内偵し、Kの乗用車の写真をとるが目撃者情報と特徴が一致しなかった
2006年、Kのパソコンの先生からKが怪しいと情報提供がある
2006年、Kに対して3回聞き取りを行ったがアリバイがない以外不自然なことはなかった
2005年12月1日、Kは事件と無関係であることを示すアリバイが存在していたが、それから数ヶ月立ってしまい、Kはそのアリバイを思い出すことができなかった
もし、Kがもっと早く聞き取りを受けていたら、この時のことを覚えていたら、全てが変わっていた
2006年、KのDNAと一致しなかったため、容疑者から外れる
犯人に結びつく情報提供に200万円の懸賞金がかけられた
県警は警察庁に依頼し、犯人像についてプロファイリングを行った
プロファイリングの結果、ロリコンというワードが出てきて、その線での捜査も追加された
国内屈指のオタクの聖地での聞き込み捜査、地元でのフィギュアショップなどで広範囲に渡って聞き込みされたが、有力な手がかりは得られないのであった
2007年、遺体に付着していた複数のDNAが同じ男のDNAであることが判明する
2009年、遺体に付着していたDNAが捜査幹部のものであることが判明する
遺体に付着していたDNAを追っていた捜査が振り出しに戻る
この事件を解決しようと警察には多くの情報提供が寄せられたが、どれも決め手をかき、犯人逮捕にはつながらなかった。
事件から7年が経過し、未解決事件として知られるようになっていた。
第2章:
5話 容疑者の浮上
2013年、捜査幹部が昇進、江田市事件の捜査強化を指示
捜査本部が容疑者の洗い直しを始める
Kについても容疑者候補に再浮上した
2013年6月、Kの2005年当時の車を確認すると、2006年に廃車にされていたことが判明する
Kについていくつかの疑いが重なるため、警察内部で内偵することが決まった。
疑い(1)2005年12月2日の未明に遺棄現場に走行している
疑い(2)誘拐現場付近に住んでいたことがある
疑い(3)猫を飼っていた
疑い(4)定職についていなかった
疑い(5)アリバイが確認できなかった
疑い(6)2006年に車を廃車にしている
疑い(7)プロファイリングに一致する
疑い(8)2006年に情報提供があった
疑い(9)事件発生直後、容疑者候補にあがった
6話 内偵
2013年7月、Kの内偵を始める