#スペース・ケロ 特別編 〜スペース・千葉〜
こんばんは
これまで、基本情報編、ケロの好きなところ編の2パターンでお送りしてきた「#スペース・ケロ」ですが、川名凜さんを語る上で忘れられない体験をしたので今回は急遽特別編を新設し、心の中から出てくる言葉をテキストにして見ようと思いました。
感情任せの拙い記事にはなってしまいましたが、そこまで長い記事ではないのでぜひ最後までお付き合いください。
ケロ・初凱旋
4/30、千葉県文化会館にて、アンジュルムとして初めての千葉公演がありました。すなわち、凜ちゃんにとっての初めての凱旋公演です。
凱旋企画
川名凜にとって初めての凱旋公演ということで、川名さんにとってこの公演がより思い出深く、素晴らしいものになるよう、ケロオタの有志による凱旋企画が行われました。
企画内容は、「グリーンのペンライトを開演〜1曲目終了までキープ」というものでした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場での呼びかけは一切行わず、Twitterでの企画内容の周知のみという形だったため、企画が成功するかどうか不安な気持ちもありましたが、無事成功してよかったです。
グリーンのペンライトに関して、最初のMCで川名さんは「一曲目で出てきたときにびっくりして、にやにやしちゃうのを我慢しながらパフォーマンスするのが大変でした。」と、最後のMCで「すごく嬉しかったです。今日のことは一生忘れません」と言っておられました。
あの場所にいたアンジュルムのファンのみなさんひとりひとりのご協力のおかげで、川名さんにとって初凱旋が忘れられない思い出になったこと、すごく温かく、嬉しいことです。また、ケロオタ有志、協力してくださったみなさんの気持ちが凜ちゃんに届いたことも嬉しいですね!
公演の雰囲気
凜ちゃんの初凱旋公演ということで、MCでも凜ちゃんに触れられることが多かったです。
凱旋企画のペンライトにMCで触れられたり、一人MCのコーナーでしおんぬに「千葉県が生んだスーパースター」と紹介され、「いえ~い!千葉県が生んだスーパースター!オール千葉おもてなし隊オピニオンリーダー!千葉県生まれ千葉県育ちの川名凜です!」とステージに飛び込んできた凜ちゃんが千葉の魅力を紹介したり、竹内さんの「変えて変えてぺ〜ンラ〜イト(愛・魔性の廻れ廻れClose your eyesのメロディー)」という優しさで再び客席が緑一色に染まったり、最後のMCではみんながケロおめでとうと言っておられたり!
とにかくケロスペシャルな公演でした。
当日のブログ
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楽しかったようで、なりよりよかったです。
ケロオタ的感想
・4/23の為永さんのブログ
・前日のケロのブログ
凜ちゃんもずっと楽しみにしてきた公演なので、当然かなりかなり楽しそうにパフォーマンスをしていました。単独でケロを見たのは凱旋公演が初めてだし、その他の公演もそれほど多く入れているわけでもなく、日本武道館なんて見たこともない僕が言ってもあまり説得力がないですが、凜ちゃんにとって千葉県でコンサートができることはやはり特別なことなんだなと感じました。
ここで少し、「楽しさ」について補足を。
凜ちゃんにとって楽しさというものは、ステージを作る原動力として非常に大きなものだと僕は思います。
・起承転結〜 船木結卒業スペシャルの日のブログ
・続いていくSTORY〜 宮本佳林卒業スペシャルの日のブログ
(基本情報編1より抜粋)
初ステージが日本武道館という高校生にしては考えられないほど緊張するであろう状況で、感想がまずは「楽しい」とか「幸せ」なのは並大抵のことではないと思います。もちろん緊張や不安はあったそうですが、ステージが似合う人の素質を加入一か月でひしひしと感じました。この日からずっと、ケロはステージのたびに「楽しみ」とか「楽しかった」とブログに綴っています。
(👆あくまで一例ですよ。もっともっとあります。)
そして、初ステージでこんなこと言えますか?「ひたすらに頑張ろうと思いました。頑張ったら楽しい、楽しかったらもっと頑張れて、さらに楽しくなると思います。」って。この、ロジカルで、混じりっ気の無い、素直な情熱に僕は惚れてしまったんだと思います。僕が目指すものは、この子の中にあるんだなと気づかされました。加入動画では「へ~」くらいだったこぶしの亡霊オタはここでグッとハロプロに引き戻されました。
(抜粋終わり)
このように、「ステージが楽しい」という言葉は、初ステージからずっと口にしてきたものですが、ここまでまっすぐに楽しさを表現しているのは初めて見ました。前述の通り、凜ちゃんにとってこの公演が特別なものであったことは間違いないと思いますが、楽しそうな凜ちゃんが見られた理由は、もう一つあると思います。
それは、表現のテクニックのレパートリーが増えたこと。「楽しい」も表現ですから、それを表現する手段が必要です。昔のケロンヌはブログやMCでは楽しいと語っているものの、「ステージ上ではこうしないといけない」というルールを意識して動きが固かった(以前先輩メンバーの口からも似たような話がありました)ですが、その固さが抜けてのびのびとパフォーマンスできていると同時に、曲の表現と自分の楽しさの表現の最大公約数をパフォーマンスするテクニックが増えてきたのだと思います。
最大公約数という言葉を用いてもう少し考えてみると、楽しさ以外ににも、曲の表現と自分のかっこよさ、曲の表現と自分の特異なダンスについては、より大きな最大公約数を見つけてそれを表現することができるようになってきたと同時に、その表現のレパートリーが増えてきているように感じます。一方、切ない表現については、まだまだ探している段階のように感じました。
テクニックの幅が広がると同時に、パフォーマンスに余裕ができたようにも感じました。これまでは、100%の出力(テクニックだったり、体力だったり)でようやく曲の表現に追いつく、もしくは100%でもなおそれに届かなかったため、常に100%の出力でステージに立っていましたが、パフォーマンスに余裕が生まれた(=最大出力が曲の表現に必要な出力を超えた)ことで、表現に引き算が加わり、パフォーマンスに奥行きができたように感じました。"パフォーマーとして抜けている時間"がほぼ無くなったうえに、メンバー同士で話したりちょっかいをかけたりする余裕すらできていました。橋迫さんと叫びあったり、竹内さんの頭をポンッと触ったり、、
ケロ・初野外フェス
JAPAN JAM 2022、多くのアンジュルムファンにとって記憶に新しい大勝利の場所。アンジュルムとしての勝利はもちろん、凜ちゃん個人としてもかなり大きな成功体験になったことと思います。
準備
アンジュルムのパフォーマンスの前々日には、同じハロー!プロジェクトからモーニング娘。'22が SKY STAGE のトップバッターを務めました。その日名古屋で単独公演をしていたアンジュルムの耳にも、モーニング娘。の活躍っぷりは届いていたことと思います。それがプレッシャーだけではなくパフォーマンスの原動力にもなるのがアンジュルムというグループだと思います。
前日は、メンバーみんな、緊張やワクワクでいっぱいなご様子でした。
グループ内の数人で一緒に、一か月前から食事制限をしてきたところからも、長い時間をかけて気持ちとステージの両方を仕上げてきたことがわかります。ある日のブログの〆の言葉である「美味しいものをもりもり食べましょう!!」が有名で、地方公演の日のブログではたいてい公演の話よりもご当地の食べ物についての話の方が長く語られるあの川名凜さんが、カワカワ・リンリン(神イベ)の大阪公演の空き時間にメンバーとたこ焼き屋に行ったのに、竹内さんからの許可も得て他のメンバーは食べた中我慢した、という事実からも、かなりの気合いを感じます。
当日、本番前も、ステージ脇からメンバーの声がかなり漏れて聞こえてきていました。複数人でアカペラで「愛・魔性」を歌ってたり、しゃー!みたいな声が聞こえてきたり、本番前から気合が客席にまで伝わってきていました。
それに応じるように、客席でもいきなり手拍子が始まったり、座っていたファンたちがいきなり立ち上がったり。準備運動をする人、ステージを見つめる人、緊張しているのか深呼吸する人(僕)、隣に座っている知らないオタクと話す人(僕)いろんなオタクがいましたが、みな見据えている未来は同じでした。
セットリスト
01. 泣けないぜ・・・共感詐欺
02. 次々続々
03. 愛・魔性
04. 赤いイヤホン
05. 出すぎた杭は打たれない
06. 限りあるMoment
07. 大器晩成
08. 46億年LOVE
09. 愛すべきべき Human Life
アンジュルムのステージは、まずはそれがどんなものかを魅せつけて、会場全体でジャンプして、会場全体で青い空に拳を突き上げて、またまた跳びまくって、最後にクラップで会場を”アンジュルム”という一つの大きな存在に取り込んで清々しくステージを後にする、というものでした。
当日のブログ
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ケロオタ的感想
凜ちゃんにとっての初の野外フェス、しかも愛する千葉県でのフェスということで、かなりの気合いを入れてくることは明らかでした。その結果、あの大きなステージを『心の中が「楽しい」しかなくなりました!!』と言えるほど楽しめたことがなにより嬉しかったです。ブログのこの言葉がなくても、サイコーに楽しんでいたのは十分に伝わっていましたけどね。
ひとつ、絶対に忘れたくないシーンがありました。それは大器晩成をパフォーマンスしていた時のことです。出すぎた、モーメントと、ファンが一緒に楽しむことができる曲に続いての大器ということで、ファン側もメンバー側も温度がかなり高まっていました。竹内さんも煽る煽るでもう、みんな大ジャンプで半端じゃない一体感でした。凜ちゃんも、ステージのぎりぎりまで出てきて手ぶりで煽ったり、凜ちゃん自身も超楽しそうにガンガン飛んでいました。
そんな最高の雰囲気の中、凜ちゃんが会場全体を抱きかかえるように、手を大きく広げてから、大事そうにギュッと抱きしめるシーンがあったんです。忘れられないシーンです。
凜ちゃんは、「緊張すると全部ダメになる」ということを今回のシングルのインターネットサイン会でおっしゃっていました。僕はその言葉を聞いて、「三色団子とお内裏様」での決意表明を思い出しました。
立つステージが大きくなればなるほど、緊張は大きくなるはずです。そうすると、そのために必要な自信も大きくなり、そのために必要な努力も大きくなります。
今回、緊張をはねのけて「楽しい」で心を埋めつくし、抱きしめたいほどに最高なステージを作ることができたのは、ひとつひとつ、凜ちゃんなりの方法で積み重ねてきた自信が、努力があったからなんだなと、心が熱くなりました。ああ、この場所が好きなんだな、こんなに好きになれたんだな、その裏にはいろんなことがあっただろうなと。
ケロの中にある「もっといいステージにしたい」という絶えない情熱や興味で、すぐには手が届かない目標を設定し、ひとつひとつ叶えていく。いや、常に遠くを見据える川名凜さんにとっては、叶えるというより、近づくの方が近いかな。成長すればするだけ、新しい野望が生まれて、それに見合う自分を実現できるまで努力し、成長出来たら楽しい、というサイクルを何度も何度も回転させてここまで来ました。(詳しくは基本情報編へ)
ここまで振り返ってみて、僕はこの言葉を思い出しました。これ、いつの言葉だと思いますか?
2020.12.11。そう。加入後初パフォーマンスをし、翌日に宮本佳林さんの卒業コンサートを見学した次の日のブログです。
「頑張ったら楽しい、楽しかったらもっと頑張れて、さらに楽しくなると思います。」という言葉。まさに、まさに、川名凜さんじゃないですか。あの日からずっと、自分がなりたい自分を実現し続けたのだと思います。
そして、「そしてやっぱり、歌とダンスとステージが大好きという気持ちが伝わってくるところ 凄く憧れます✨」という言葉。1年半前に凜ちゃんが憧れていた背中を、いま凜ちゃんの背中に感じます。
ここまで、来たのですね。
JAPAN JAM2022 後の単独公演
感じた変化
①ソロパートでの迫力
ソロパートでビジョンに抜かれた時の圧、とにかく圧が大幅に大きくなっていた。目力に定評のあるケロンヌですが、目線外しや表情の変化が表現のレパートリーに加わって、ソロパートが以前とは比べ物にならないくらいかっこよくなっていました。基礎が固まったからこそ、テクニカルな部分での成長が目立ち始めたような気がします。
②カメラの映り方
ソロパート以外、例えば、全員で踊っているときや曲終わりの静止している場面でも、カメラを意識していない時間がほぼ無いように感じました。横を向いていて、自分が映されれているかどうかわからない場面でも、いつカメラに抜かれても"様になる"パフォーマンスをするようになっていました。
③ダンス
リズムに早取り、遅取りという概念がありますが、歌でもダンスでも早取り、遅取りをするようになっていました。それによって、動きに表情がつき、より表現の幅が広がったように感じました。
また、ワイルドさが増し増しになっていました。佐々木さんと並んでダンスする場面があるのですが、動きの速さと動きのダイナミックさについていえば佐々木さんよりも大きかったです。"ケロンヌのダンス"が形成され始めていると思います。綺麗にセットした前髪を自分で壊す場面もありました。
JAPAN JAM 2022で得たもの
①大きな自信
JAPAN JAM 2022を成功させるために凜ちゃんがひとつひとつ積み重ねてきた努力、自信については先ほど触れましたが、JAPAN JAM 2022を経て凜ちゃんが得た自信は相当大きかったと思います。
②カメラ映り
大阪での新曲のキャンペーンの時にも「カメラで抜かれる時の決め顔を意識している」と言っていましたが、JAPAN JAMという大きなステージで、コアなファンは当然前の方にいますから、新規のファンを増やすためにはビジョンへの映り方がかなり重要になってきます。初見さんにも覚えてもらえるレベルにまで「映り方」を研究した結果、ソロパートでの破壊力が増したのだと考えられます。
ケロンヌはここからどこへ向かうのか
・理想側から見つめる現実
・理想はどこにあるのか
・サンプリングはどこから?
・模倣から創造へ。