これは納得 読む価値のあるベストセラー本 頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人からは知性と信頼性が感じられる。一緒に仕事をしたいと思うし、頼りになる存在であり、そんな人になりたいと思う。ではどうすれば頭がよくなるのか、頭がよいと思われるのか。
「頭のいい人が話す前に考えていること」にはタイトル通り頭のいい人の考え方や思考について書かれている。しかしそれをただ知るだけでは意味がないと著者はいう。この本を読んだ人が頭のいい人になること、これこそがこの本の目的だという。
そうであるようにプログラムされた「頭のいい人が話す前に考えていること」で、頭のいい生き方をしてみよう。
この本のページをめくると青いシートがあり、そこには「7つの黄金法則」と「5つの思考法」というものがある。これこそが頭が良くなるための秘訣。
まずは7つの黄金法則であるが、これが本のタイトルである「頭のいい人が話す前に考えていること」をまとめたものである。
ところで一口に「頭がいい」といってもいろんな意味があるよね。学校の成績がいいから頭がいいのか、人とのコミュニケーションが優れているから頭がいいのか。この本ではこの二つをわかりやすく分けて説明してくれている。
IQとSQ。IQはいわゆるIQ。SQは社会的知性。で、どうやら多分これが正解なのだが、SQこそが真の知性であって、IQは知性ではなく副産物だということ。
どういうことかというと、学校の成績やいい学校に行っているのは頭がいいことの判断基準ではなく、社会的にどう行動できるかが頭の良さである、ということ。だから、テストでいい点をとっても頭がいいとはならない。
実際世の中ろくに勉強できなくても仕事で上手くいったり、たくさんお金稼いでいる人は多い。
だから、頭がいいと思われるためには、これまで半ば常識であるかのように捉えていた考え方や行動を見直すことが大事だろうなとおもう。この本にも書かれている。頭がいいフリをしてもダメなんだと。そんなものはすぐに見破られて信頼を失うだけになるのだと。
賢いフリをするのではなく、賢く振舞うこと。これこそが大事。そのやり方を「頭のいい人が話す前に考えていること」ではわかりやすく提示してくれている。
続いて「頭のいい人が話す前に考えていること」の重要部分、頭がいい人になる方法だ。
これはすなわち人と上手にコミュニケーションがとれ、人にわかりやすく伝えることが出来る技術である。
「頭のいい人が話す前に考えていること」を読んで、この本は役立ちそうだと思った。何故かというと、後々まで記憶に残りそうな内容だからだ。それだけインパクトもあるし、すぐに使える知識があるということである。
さすがベストセラーになるほどのことはある。アマゾンのレビューの数も2000を超えるのか。読んでよかった本だと言える。
というのがまず最初の記事であるが、
ここで追記しておきたいことがある。
どの本に対してもあてはまるのだが、こういった本の前提として、自分の周りは正常な、まともな、常識的な、人たちということがある。
周りもこの本で悪い例として書かれているような人たちだったら、どうなのか?という疑問は常についてまわるのだ。
例えば思い込みが強く、人の話を聞かず、安っぽい情報をすぐに信じて、ヤバい、スゴイ、エモいという言葉連発系の人たちが、同僚にも上司にも部下にも蔓延してるというった会社にいる人が、この「頭のいい人が話す前に考えていること」を読んで実践したとしても、ほとんど効果は出ないんじゃないだろうか。
職業によっては、自分の会社も取引相手も、そして顧客になる会社もすべて、この本でいうところの「頭の悪い」人たちしかいない場合もあると思う。会社の社長というポジションであっても、もちろんそれなりに経験も積んでるだろうしそれなりな判断をしてきているからこそ社長をやっているのだと思うが、それでもきちんと冷静に判断すれば、社長の中にもこの本でいうところの「頭の悪い」人である場合もあるだろう。
つまり、こういったノウハウ系、ビジネス自己啓発系、といった本にも限界はあるのだと思う。幸運にもこの本が活かせる環境にいる人には役立つだろうし、残念ながら程度の低いバカばかりな会社にいる人にはこの本の内容をどれだけ理解し実践できたとしても仕事も生活にも好影響をもたらすことはないだろう。
まあ、だからこそこのような類の本は毎年のように量産されているのだろうけれど。
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