中身(だけ)はお父さんに似ててうれしいそうです。笑。
この人のように
なりたいなあって
きのうおもっていたのに。
この人のように
なりたくないって
きょうおもう。
大好きで 大嫌いで
大切な 家族。
「しあわせのとなりで」神岡学著 大和書房刊より
先日、富山に越してしまったママ友達が久々に埼玉まで遊びにきてくれたので、
それぞれの子供たちも交えて結構な大人数でのお食事会があった。
我が家の長男は、中学3年生。お年頃の受験生である。
下は幼稚園年長さんから集まるという食事会に、だめ元で誘ってみると、案に相違して
「おもしろそうじゃん。行く」と言う。
幼なじみ(なんと2歳前から一緒に遊んでいたので、14歳にして12年ものつきあい!)の女の子も来ると言うのでその気になったらしい。
さて、当日。彼は、久しぶりにあったママ友から
「わ~久しぶりだねえ。なんか、お父さんに似てきたんじゃない?」と言われた。
この長男、両親に似ずえらく細身である。
身長はとうに父を越し、嫌みなくらいに足も長い。
二人並んだところは、線と円くらい違う。
まあ、お醤油顔なところが似てなくもないけど。
言われた長男、苦笑いしながら
「ええ~、見た目が似てるのはちょっとなあ。。。。」
そりゃそうだろ、と思っていたらその後
「中身ならいいけど」と、続けた。
へえ、と思った。中身なら似ててもいいんだ。
理屈っぽくて、話が長くて、頑固で、細かいところがあるけれども、
正直で、まじめで、思いやりがあって、やさしい。
そんな父親のこと、わかってるんだなと思ったらうれしくなった。
家に帰ってから、夫君に報告すると
「そうかあ」と言いつつ、すでに涙目であった。
そうそう、涙もろいのも特性なんだった。
そこも、似てていいのかな?
2011-10-28 16:03:21 up