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好きなこと、なりたいものに年齢制限はない。とはいうものの…

何ものかになりたくて
草のにおいをかいだころ
何ものにもなれなくて
空の青さがしみたころ
 
  『いごこちのいい場所』 神岡学著 大和書房刊




おもに消去法で、人生の岐路を超えてきたらしい。

もちろん、夫君のことである。

××は苦手、○○のほうがどちらかと言えば好き。
そうやって、選び取ってきた人生なのだ。
その結果の現在を思えば、
よくぞ20有余年この職業でやって来れたものだと
その大半を共に過ごしたワタクシとしては、感慨深いものがある。

つまり、「造形作家になりたい!」と強い信念のもと
日々精進した証としての現在ではないと言うことだ。

ただ、そこには、何か人を喜ばせたいという、漠然とした『夢』があり、
それを、一つずつカタチにしていったということなのだろう…
と、思ってみることにする。

先日、夫君の実家でお母様と妹君を交えて
「これからの夢は?」というような話になったとき、夫君は
「おれさあ、どうしてもやってみたいこと、あるんだよね」と言った。
「へえ、なになに?」と、身を乗り出す一同。そこへ、

「時代劇役者!!」

そこにいた誰もの目が(子供たちを含めて)2倍くらいに見開かれ、
口という口はすべてぽかんと開けられ、
和やかな居間には巨大な『?』がプカプカと浮かんでいた。
当の本人は大まじめで

「一度はやってみたいんだよね~」

そういえば、彼は時代劇大好きで、仕事部屋には愛しの北大路欣也さまの
等倍のお顔が飾ってある。

いまさら、大部屋からのスタートですか?

考えさせてください。

あ、もしかしてこの結婚も消去法の結果??。。。。だったらどうしよう。

2011-11-26 11:26:20 up

*追記*
2024年現在、時代劇役者には挑戦していません。
未だ時代劇は大好きですがw


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