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初めて廃墟にビビビときたあの日

こんにちは、えぬびーです。

長々としたテキストをつらつらとしたためたい気持ちが爆発してきたのでnote始めました。twitterではピラッとお行儀のよい写真を貼り付けて、140字をカチカチするだけなので、長文書きたい欲がまるで満たせません。こちらでは割とどうでもよい文章を、気持ちが赴くままカタカタカタカタとやってゆきます。

今回は、僕が廃墟に行き始めたきっかけ的なものを書いてゆこうと思います。

旅の始まり

廃墟との出会いは大学4年生の夏休みでした。当時は理系大学生らしく研究室なるプリズンに所属しており、来る日も来る日もまるでリカイフノー・イミフメーな実験を繰り返す日々に絶望しておりました。(とてもとても頭脳が間抜けな落ちこぼれだったのです。第一話時点でのナルトくらい落ちこぼれです)

そんな最低Fランク地獄の窯の底のような日々の中、わずかに与えられた1週間の夏休み。「もうこれで終わってもいい…だからありったけを…」という気持ちだった僕は、1週間フルで東北に旅立つことにします。

鈍行列車で始発から動き回り、昼間は鍾乳洞やら観光地やら秘境やらを歩き回り、夜は秘境駅で寝たり各地の健康ランドで宿泊するという、あまり今と変わらない旅スタイルの始まりもここでした。

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当時はカメラも持ってなかったので荷物はバックパックひとつ、軽やか。

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駅やらバス停やらで寝る。ダイレクト地面なので背中痛い。

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やたらと秘境とか洞窟に行きたがる。

廃墟との邂逅

そんな旅を続けて、5日目にさしかかった辺りだったと思います。とある山中に位置する秘境駅で夜を明かし、そして朝。随分と早く目が覚めた我々は周辺の散策に繰り出しました。そこで偶然目に飛び込んできたものが

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廃校でした。もうこれを見た瞬間完全にビビビでした。そのときえぬびに電流走る—――!といった具合です。初めての廃だったので、何故これがいいのか理屈としてはよくわかりませんでした。ですが言葉でなく心で理解できたあのパターンです。

廃校だけで随分ホクホク&ビビビな僕でしたが、このあと立て続けに遭遇したものが

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廃駅です。廃校をさんざん楽しんだ後、ものの5分もかからずこれです。すごい、すごすぎるやつです。月並みな感想ですが完全にスタンドバイミーな風合いです。

かくして、初めての廃墟は9月上旬早朝、視界には朝もやの山々が目いっぱい広がり、鳥たちのさえずりをBGMとしながらの爽やかさドMAX探索となったことを記憶しております。

廃から漂う得も言われぬ魅力が頭から離れなかったのでしょう、この旅から帰った僕は即カメラを購入し、その翌週からズバズバ廃墟に通い始めるようになります。

以上が、その後の人生を大きく揺れ動かす廃墟との出会いでした。

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