ティラノゲームフェス2023 フィナーレによせて
ティラノゲームフェス2023が先日フィナーレを迎えました。
作者の立場としては『大正占術奇譚』で参加し、多くの方にプレイしていただけ、コメント・ファンアートもいただいて嬉しい限りです。
ただ、リアルの仕事の方が大変なことになっており、『大正占術奇譚』は完成させられたものの、時間がとれず、プレイヤーとしてのフェス参加あまりできなくてプレイできた作品数が非常に少ないのが残念です。
しかし、その中でも新たな出会いなどがあり、大変ありがたいです。
このような貴重な機会を設けていただいた運営のシケモクMK様に感謝いたします。
以下「だ・である」調で書かせてもらいます。
自作『大正占術奇譚』について
●いただいたコメント等について
コメント、ファンアート、応援、実況などをいただけて大変ありがたい。
個人的な趣味・嗜好を強く出した作品であり、なかなか万人受けするものではないと思っているが、面白さを感じていただける人が多くて嬉しい。
(特に物語の終盤は個人的な趣味全開だが、そこを楽しんでいただけた感想も多く、心強い)
●フェスの「特別優秀賞」について
本作はフェス2023にて「特別優秀賞」10作品のうちの一つに選ばれた。
素直に嬉しい。
ありがたい限りで、最大限の感謝を。
感謝する以外にできることとしては、「創作を続ける」ということしかないと思っているので、引き続き創作していく(詳細は後述)。
●番外編について
番外編としてvtuberの天凱彼岸花様をモチーフにした「~証の占ひ クガタチ~」も先日書くことができた。
『大正占術奇譚』に限らず、僕の作品はすべて実況OK・大歓迎であり、実況していただける方には感謝しかない。
こうした交流やコラボ的なものはもっとやっていきたいが、なかなか時間が確保できないため、ほとんどできていない。が、機会があればまたやってみたい。
●カードについて
今回から新たにできた「カード」について、通常版を特別版の二種類のイラストを描いて用意したのだが、まったく時間がなく、配ることができなかったので、ここで紹介。
通常版。ヤエコが電話しているイラスト。
特別版。ティラノの子がスマホで電話。
二つをつなげるとこうなる。
僕が贈ったスポンサー賞「生と死の貫徹賞」について
ユウさんの『幻夜 - ドウラチオの暴虐』にスポンサー賞「生と死の貫徹賞」をお贈りした。
昨年のスポンサー賞もユウさんの『Idiot Savant』に贈っており、同じ人に二年連続で贈ることになった。
この点、贈るにあたって相当悩んだ。
フェスを通じて多くの人との交流をすべきということを考えると、違う人に贈る方が望ましいからである。
しかし、僕は贈るにあたってはその作品を気が済むまで何度もプレイして分かった気にならないといけないタイプなのだが、今回時間の制約から色々な作品を深くプレイすることができず、嗜好で共感する面が多いこの作品を選んだ(しかしこの作品も十分に読み込めておらず、決して分かっているわけではない)。
次回作について
リアルが大変なことになっており、ゲーム製作にかけられる時間が極めて少なくなっているが、その中でも創作は続けたい。
現時点では以下の方向性を考えている。
・できるだけ短く気軽にプレイしてもらえる作品としたい。
創作時間が確保できないこともあるが、やはり多くの人にプレイしてもらうには長編よりも短編の方が良いと思う。僕は一人でも多くの人に、自分の感じる「面白さ」が伝わるといいなと思っているので、プレイしやすい短編をつくりたい。
・できるだけ方向性を変える。
『パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき』や『大正占術奇譚』のように何らかのテーマ・モチーフに基づいて色々な要素を集め、それを切って貼ってする、というのは大好きだ。
が、あまりそればっかりやっても仕方ないし、そのような形式は多くの人にとっては受け止めにくい面があると思うので、できるだけ方向性を変えたいと思う。
方向性を極力変えようとして、それでも変えられない方向性というものを自分の個性と呼ぶのだと思っている。
もう少し具体化したら、製作状況は随時お知らせしていきたい。
フェスありがとうございました!