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日本神話に基づくおまじない

日本神話や古代信仰には様々なおまじないが存在します。これらは、古代から現代に至るまで人々の生活に深く根ざしています。今回は、特に有名な神話に基づくおまじないをいくつか記します。

1. 禁厭(きんえん)まじない
禁厭は、日本の神道における古代の呪術の一つです。大国主神と少彦名神が禁厭の祖神とされ、『日本書紀』には、これらの神々が鳥獣や昆虫の害を払うための呪いを定めたと記されています。現代でも農作物を守るためのおまじないとして使われることがあります。

2. 言霊(ことだま)
言霊は、日本の古代信仰において言葉に宿る霊力を指します。言葉が持つ力を利用して、良い運を引き寄せたり、悪い運を避けたりするおまじないが行われてきました。例えば、「いってらっしゃい」という言葉は、無事に帰ってくることを願う呪言とされています。日常生活の中で、言葉の力を信じて使うことで、運気を高めることができるとされています。

3. 智仁武勇(ちじんぶゆう)
「智仁武勇」は、三代将軍の徳川家光の乳母であった春日局が、小さな家光をあやすために使ったおまじないです。「智仁武勇(ちじんぶゆう)は御代(みよ)の御宝(おんたから)」という言葉を唱え、痛みや病気を和らげるために使われました。このおまじないは、家光が健康で成長することを願う母の愛情が込められています。

4. 九字切り(くじきり)
九字切りは、陰陽道や修験道に由来するおまじないです。九字とは、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」の九つの文字を指し、これを唱えながら特定の手の動きを行います。このおまじないは、邪気を払うために使われ、特に戦国時代の武士たちが戦場で行ったとされています。

5. 形代(かたしろ)
形代は、神道の儀式で使われる紙や木の人形です。形代に自分の罪や穢れを移し、それを川や海に流すことで浄化を図ります。この儀式は「流し雛」や「人形代」とも呼ばれ、現代でも神社で行われることがあります。

6. 雨乞い(あまごい)
雨乞いは、かんばつの時に雨を降らせるための儀式です。日本各地で行われており、特に有名なのは「雨乞いの舞」や「雨乞いの祈祷」です。神話では、天照大神が天岩戸に隠れた際、天の安河原で神々が雨乞いの儀式を行ったとされています。

これらのおまじないは、日本の神話や古代信仰に深く根ざしており、現代でもその影響を感じることができます。

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