2度目の転勤から10ヶ月で気がついたこと
2020年のバレンタインデーに北海道へ越してきたので今日でちょうど10ヶ月。
久しぶりにnoteを開いたのはたまたまだったけど、いいタイミングなので自分のための振り返りを。
10ヶ月の振り返り
あっという間にも、もう10ヶ月⇔まだ10ヶ月にも感じる不思議な感じ。。。
手帳を見直してみると2020年の1月からバレンタインまでは予定がびっしりだったのにそれ以降はガラガラで。
日々のこまかいやることリストはスマホのスケジュールに入れてるので手帳にはどこへ行ったとか誰とオンラインで話したとかをざっくりしか記してないからではあるのだけど、それでも目に余る空白の多さ・・・(笑)
7年前の初めての転勤の時には引越しの翌々月にはイベントに出店したりセミナーに通い始めたりしていたので、それを思うと今回は長めに引き籠り続けています。
荷解きが落ち着いた頃に北海道がいち早い緊急事態宣言で外出自粛となり食料品の買い出し以外で外出することがなかったのが始まりだけど…
それがなくても初めて経験する北海道の寒さにびっくりして家にいただろうし、
なにより自分用の車を持たない私にしてみたらちょこっと息抜きでカフェに行きたくても公共交通機関や徒歩では不便すぎる場所なので、
平日は無理なく歩いていける距離の郵便局や図書館へ行く以外は自宅から出ないことがすっかり当たり前になってしまっています。
こんな生活は…40数年の人生で初めてかもしれません。
5月、北海道に遅い春がやってきて少し気分が明るくなり(この桜の写真の撮影日は5/29!)
夏はそれなりに観光地に出掛け心地よい北海道の夏を楽しんでいたのですが
全国的に自粛ムードが薄れ友人とオンラインで話す機会も減ったのと
短い夏があっという間に終わったことで
平和なんだけど静かすぎる毎日にだんだん気持ちが沈んできて・・・
10月の初旬にはやりたいこともなく、読みたい本もなく、気晴らしに好きなアーティストのライブDVDを観る気力もなく・・・
興味や好奇心が涸れ、心が硬くなってるなという危機感を感じるようになりました。
その時に【 転勤族 妻 鬱 】というキーワードで検索をしていたのは
こんな風に沈んだ気持ちになってるのは私だけじゃないよね?というのを確認したかったからなのかもしれません。
そのおかげでこちらのサークルへ辿り着き、参加したいがためにnoteに登録したのが10月だったのですが、
その行動がとてもよい転機のキッカケだったなと、いま改めて感じています。
オンラインでのお茶会や飲み会なんかもこれまでリアルでつながっていた友人とだけ、だった私が
知らない(でも転勤族の妻という共通点はある)方々とコメントでやりとりしたり、ドキドキしながらもオンラインお茶会へ参加したり。。。
2度目の転勤にして初めて辛さを感じていた私ですが、一人で闘ってる気持ちになってたけどそれはきっと私だけじゃないんだな、と、オンラインであれ肌で感じられたことはとても大きかったように思います。
ひとつの賭けを経て気づいたこと
そんな風に少しだけ元気を取り戻してきたから…越してきて初めて道外へ一人で旅行をすることにしました。
計画を立て予約をしたのは10月でしたが寒さが増すごとに日に日に緊迫した報道を目にするようになり…不要不急の移動にためらいが出てきました。
本当にどうしようと毎日毎日悩み続け、頭から煙が出るんじゃないかと思うくらいに本当に考えましたが
11月下旬、予定通りに出発。
行き先は大好きな京都、13年前大人になって自分の意志で初めて訪れた時から数えると今回が31回目(!笑)の訪問でした。
(いつかこれまでに訪れた場所の覚書の記録も書けたらいいなぁ~)
転勤で離職して無職のままだったこと
子どもは進学のために昨年から一人暮らしを始めていたので留守番はパパだけなこと
そしてなによりGOTOを利用できたことで
これまでになく時間がとれて初の4泊5日の一人旅でした。
(移動に時間は必要になったので遊べるのは正味3日間ですけどね)
エントランスはこんな感じのホテルに泊まりはしましたが今回のテーマは
“住んでる人みたいに過ごす” だったので紅葉を追いかけたりはせず
京都在住の友人と会う時も人込みを避け
いつもなら泊りであっても欲張って早朝から夜までぎゅうぎゅうに動き回るのを意識してやめていました。
(ホテル近くに大好きなパン屋さんがあったのがホテルを選んだ決め手。
朝7時前に地元の人に交じって購入、パリでバゲットを裸で抱えて歩いてる人みたいな気分で上機嫌に持ち帰り部屋朝食を滞在中2回しました(笑))
3日目に行ったのはここ。(ものすごく良かったです☆)
移動はのんびりバスに揺られてだったのですが、何も考えずボーっとしていたら突然(ものすごくエネルギーが体に漲ってる!)と感じて。
京都は1年ぶりだったのですがそれまでは年に最低2回、多いと5回行っていたし
旅行に行かずとも好きな仕事をして、
移動だって地下鉄で待ち時間なく好きなところに行きたいように行き、
友達と会っておしゃべりして・・・
そんな風に自由に好きに生活していたのが転勤で一変。
移動には制限と不自由さが生まれ
好きな仕事じゃないともうできない、でも住んでる場所にはそんな求人はないからと職探しもしないから人との出会いもなく平日はいつも一人でいて
誰とも会わないから傷つくことはないけど刺激もなく
いつの間にか自分を抑圧していたことに初めて気がつきました。
週末の買い出しでも万歩計が3千歩台なのに京都では2万~3万歩も歩き
気になっていたところに自由に出掛け、友人と語らうことで
以前はこんな風に過ごしてたんだなと体感で思い出せたからこそ漲るエネルギーを感じ、“引越してからは自分で自分を抑圧してた”と気がついたんだと思います。
気づくと同時に(がんばってたなぁ)とも素直に思えました。
もしかして受診して診断名をつけてもらうなら鬱だったのかも、とまで思えました。
そしたら
転勤族の奥さんは沢山いる、私だけじゃないのに辛いとか言えない、
子育て真っ最中でもないんだから他の転妻さんより楽なはず、
私みたいなのが辛いとか思ってはいけない、と・・・
自分が鬱々としてることには気が付いてましたがこんな風に思っていたので
余計に自分で自分の首を絞めていたんだと気づけました。
そのことがわかっただけでも、悩みに悩んで京都に行った甲斐はありました。
実際に行って、身体を動かして移動したから体感して気づけたことだと思うので、飛行機に乗る直前まで悩んで賭けのような気持ちで行ったのですが行ってよかったです。
(2週間経過しましたが京都で会った友人はみんな元気なこと
私自身は京都に行く前より数倍も元気なことで
無事に旅行を終えられたのでこうして綴れています。
キャンセルすることもできたけどもしキャンセルしてたら長い冬を乗り越えられずダメになってたかもと切に感じているので、私にとって今回の旅は不要不急でなくとても必要なものだったとも感じています。 )
これからしたいこと
【自分が頑張ってることを認めてあげないと苦しいばかりで先に進めない】
これは私が(途中ブランクはありながらですが)10年以上続けてきたボディーワークやカウンセリングの仕事の中でお客様に触れ繰り返し感じてきたこと、言い続けてきたことでした。
自分の中では当たり前にこの感覚は持ち続けているんだけど、やっぱり気を抜くと自分にはそれができなくなってたんだなぁ(^^;)
こうして再確認できたからこそ、やっぱり私は
【ご自身が毎日がんばってることに気づき、認め、一歩前に進む】お手伝いがしたいなぁと改めて感じました。
2021年の手帳はフクロウ(アイヌ語ではコタンコロカムイ、村を守る神)を用意しています。
したいことに関する予定が2020年よりもたくさん書き込めるよう願いをこめて、そして守ってもらえるように。
そのためにも感じたことを綴るのは大切だなって思ったので今日はリハビリ的にnoteに向き合ってみましたがここまで書くのに4時間くらいはかかってるかな?(笑)
今日はマヤ暦でいうところの私のKINバースデーなので、じっくり自分の内側を確認して記すことができたのはよかったと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
読んでくださった方にとっても今日がよい1日でありますように🍀