お弁当のおかずレシピ|川を越えて買いにくる『みやさんの五目豆』
「今日は、五目豆ないの??」
「あなたのところのお豆さんの固さがちょうどいいみたいなの。お父さんが好きでね。」
「今度作ったら、電話ちょうだい!」とみやさんは、電話番号を突然おいていきました。
作るたびに電話するのはなんかもうしわけない。
しかも、みやさんは電話しない日もくる。
そして、「お豆ないの??」というやりとりを必ずすることになる。
これは、毎日作ったほうがいいのではないか??
そんな流れでみやさんの愛した五目豆を毎日作るようになりました。
みやさんは、大きいパックの五目豆を必ず2パック。
そして、ちらし寿司弁当を2つ買い、隣の公園で夫婦でランチをするのだそうです。
想像するだけでかわいい。
高齢の仲間に入るみやさんの健康にためのルーティーンの一部に、たんぽぽが入っていることは嬉しいことです。
名副菜の『五目豆』
「体に良い」「子どもも大好き」「無性にたべたくなる」「お箸でひとつひとつつまみながらたべるのがいい」
などなど・・・
メインにはならないけど、そこにあるとついつい箸でつまんでしまう、食べ始めたら止まらなくるのが五目豆。
「豆、ごぼう、にんじん、こんにゃく、こんぶ、また豆。いやいや、ごぼうにしようかな。」
と迷いながら食べてもよし、何も考えずお箸がつかむまま食べてもよし。
もう我慢できす、スプーンで??
そんな名副菜の『五目豆』です。
でも・・・つくるのはめんどくさい。
たくさんつくると毎日食べなくてはいけない。
ちょっと煮てもあまり美味しくない。それは煮物の厄介なところ。
そういうときには、おまかせください!!
みやさんのおかげで毎日ご用意しています。
そこに行くには遠い・・・。なかなか営業時間に間に合わない。
そんな方のために・・・。
みやさんの愛した五目豆
<材料>(お弁当屋で作ってる量をそのまま載せています!悪しからず。)
・茹で大豆 300グラム
・人参 300グラム
・板こんにゃく 1枚
・ごぼう 300グラム
・こんぶ 30センチ
<調味料>
・醤油 80グラム
・砂糖 30グラム
・みりん 50グラム
⭐︎全部、グラムなのは時短のためです!
<作り方>
(1)大豆はきれいに洗って、ひと晩つけて、圧力鍋で煮ておく。
(圧力鍋によって煮方はいろいろです。うちは、1リットルの水に、大豆をいれ中火で沸かし、コマが周り出したら弱火にして10分)
お家で作る場合は、蒸し大豆・茹で大豆を購入していただくと便利です。
(2)人参・ごぼう・こんにゃくは、大豆とおなじ大きさをめざして切る。
(とはいえ・・・違うくらいがちょうどいい。うちのお店も実はスタッフさんによって、大きさが違います。)
(3)材料を鍋で煮る
(1)の大豆・(2)材料・こんぶ30センチを水300リットルといっしょに煮る。
昆布に火が通ったら、一度鍋からとりだして豆のサイズに切る。
昆布をもどしたら、調味料(・醤油80グラム・砂糖30グラム・みりん50グラム)をいれて、よくまぜながら煮切る。
(弁当屋の煮物は、水分があると腐りやすいので煮切るようにしてます。そしてすぐ冷まします。お家で食べるときは、煮汁があった方が再加熱しやすいです。そして、味もじっくり入ります。)
よくまぜる事で、調味料がまんべんなく行き渡り、茹でむらがなくなります。
わたしは、一度そのまま放置してしまい、硬いごぼうと柔らかいごぼうになってしまいました。(←まぁ、そうなってもまたお水を足して動かしながら煮たら火が通ります!そこが料理のいいところ。必ずリカバーできます。)
大量に作りたい方はそのまま。少量で食べたい方は減らして作ってみてくださいね。
強者は、アレンジしている!!
うちの『五目豆』はしっかり目に味がついていますので、アレンジをしてる方もいるそうです。
市販の五目豆も実は、アレンジ可能です!
・スープ
・炊き込みご飯
・玉子焼き
私たちの手から離れた『五目豆』がお客様のひと手間でもっと美味しく変化することがとっても嬉しいです。
わたしも、豆板醤のスープにしてみましたが・・・
こんぶの出汁の良く沁みたお野菜たちは、スープの中でも美味しく泳いでいました。
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おはようございます。
お弁当屋の女将『楽しく遊ぶ♪ayako』です。
お弁当屋で起きたこと・思ったこと・レシピなどを毎朝投稿しています。