#58 【ジェイリース(7187) 事業推移】平均年間成長率16.9%増!
今回はジェイリースについて取り上げます。
会社概要
本社は大分市。2004年2月創業。住居。事業用家賃保証を手がける。
創業当初から、賃貸アパートやマンションの入居者をサポートする家賃保証事業を提供。アパートやマンションを借りる際、入居希望者の信用を補完し、物件を簡単に借りる手助けをするものとなっている。
入居後に家賃の支払いが遅れた場合には、入居者の代わりに家賃を立て替えて家主や不動産管理会社に支払いをしている。これにより、借主と貸主の信頼関係を築いている。
家賃保証だけでなく、賃料の収納代行業務や賃貸に関する様々なサービスも提供。
最近では、家族構成の変化や高齢化の影響で、連帯保証人を見つけることが難しくなっており、家賃保証サービスへの需要が増加しているようだ。
また、事業用の賃貸物件、例えばオフィスや店舗などでも、コロナ禍による家主のリスク回避意識の高まりから、保証のニーズが広がっている。2020年の民法改正も、同社にプラスの影響を与えている。
最近では、商業施設やオフィスビルなどの大規模な賃貸物件でも利用が増加している。
業績推移
2023年3月期の通期決算報告によると、売上高が前期と比べて20%増の110億円となり、過去5年間の平均年間成長率も16.9%という安定した成長を達成しています。営業利益率も22.5%と高水準で、同社のビジネスの安定性と成長性が明らかになっています。
コスト構造
過去8年間の売上原価は17~24%の間で推移しており、2023年3月期には24.2%となりました。
販管費は2021年より減少傾向にあります。2016年度から2020年度は70%台を推移していましたが、2021年度 65.3%、2022年度 55.6%、2023年度 53.3%となっています。
財務状況
2023年3月の自己資本比率は35.3%でした。また、有利子負債は16億円となっています。
2019年3月から2023年3月までの4年間で、純資産は急速に増加しています。
2023年3月期を見ていきます。
総資産は97億円で、うち流動資産が76億円、固定資産が21億円となっています。現金は55億円です。
負債は63億円で、うち流動負債が61億円、固定負債が2億円です。
純資産合計は34億円で、そのうち資本金が7億円、資本剰余金が3億円、利益剰余金が25億円となっています。
キャッシュフロー
当社の営業CFは2021年度から2023年度にかけて、それぞれ8、13、16億円と着実に増加しており、安定した経営を続けていることが伺えます。財務CFは2023年度には△12億円となっています。
本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。