見出し画像

#32 「エフアンドエム」 年比33%増の業績で中小企業向け情報サービスで躍進!

今回は株式会社エフアンドエムについて取り上げます。

会社概要

株式会社エフアンドエムは、大阪府吹田市に本社を置く中小企業向け情報サービス会社で、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。主な事業は、生命保険会社営業職員などの個人事業主や小規模法人向けの記帳代行サービス、中小企業向けの総務コンサルティング、ISO認証取得支援、税務・財務コンサルティング(TAXHOUSE)などです。また、アカウンティングサービス事業、コンサルティング事業、ISO及びプライバシーマークの認証取得支援、補助金受給申請支援、ビジネスソリューション事業、不動産賃貸事業、連結子会社エフアンドエムネット株式会社のシステム開発事業、パソコン教室の本部運営及びFC指導事業も行っています。


業績推移

2022年3月通期の売上高は前期末の82億円から27億円増加し、109億円に達し、前年比で33%増加しました。この数字は、過去5年間のCAGRが11.8%であった中で、非常に高い伸びを示しています。また、営業利益率は20.6%と、5期平均営業利益率である17.2%を上回っています。

コスト構造

2013年から2022年にかけての10期間において、当社の売上原価は最高32.4%、最低28.5%で推移しています。販管費の割合は、56.8%だった2013年度から徐々に減少し、2022年度には46.9%にまで低下しました。


財務状況

2023年3月期の自己資本比率は76%でした。また、有利子負債は0億円となっています。



会社の財務状況を見てみましょう。2022年3月期の総資産は120億円で、うち流動資産が55億円、固定資産が66億円となっています。現金は43億円、売掛金が10億円です。有形固定資産は26億円です。

負債は29億円で、うち流動負債が28億円、固定負債が1億円です。

純資産合計は91億円で、そのうち資本金が9.8億円、資本剰余金が21億円、利益剰余金が61億円となっています。

キャッシュフロー

最後にキャッシュフローについて見ていきます。2023年3月期のキャッシュフローは以下のとおりです。

営業キャッシュフローは29億円で、増加要因は税金等調整前当期純利益22億円や減価償却費7億円などです。一方で、売上債権の増加4億円などが減少要因となっています。

投資キャッシュフローは△17億円で、その内訳は、無形固定資産の取得による支出14億円などです。

財務キャッシュフローは△4億円で、主に配当金の支払4億円などです。


まとめ

2022年3月通期の業績が前年比33%増という好調な成長を遂げており、さらなる業績拡大が期待されます。また、同社の事業内容や財務状況なども安定しており、今後も中小企業向けの情報サービスやコンサルティング事業を中心に事業拡大を図っていくことが予想されます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?