コミケ出ました。

超長いのでじっくり読まなくていいです。
↓ここからハッシュタグまでは入稿直後のメモ

入稿した。
たいへんだった

表紙の締切(※デザイナーさんに渡す締切)が11月23日だった
そっちもギリギリすぎてあかん!!という感じだった
本来2週間かかるはずが10日で校了した。やべーほど早い(3日くらいで初稿が来て死んじゃった記憶がある)

#c101

反省点

・線が細すぎる部分がある

ペン入れでチョモラン先生のカスタムペンの6px設定で書いたところがあり、その部分が細すぎた。(私の筆圧的にも結構細く出るペンなので、実際は3pxほどになっていた)
栄光さんの印刷だからギリギリ出ていたものの、それでもジャギって見える
→これオンデマだからかもしれない。要検討

・謎のゴミが混入してるところがある

漫画のレイヤー構造を改善してそういったヒューマンエラーをなくしたい。
今回はスパゲッティすぎた。これは描き慣れてないのも要因だと思う。

・背景が白すぎるコマが多い

処理をどうすればいいのかわからなかった。
1番の課題。説明不足にも繋がってると思う

・ノドに飲まれて見えなくなってる/読みづらくなってる文字がある

→人物紹介ページは唯一illustratorで作ったファイルでした。最後まで基本線と重ねて確認するべきだった。
→効果音については、、わからん、、どうしたらよかったんだ、、位置と情報量と描きたいものの擦り合わせ難しすぎる。
→見てほしいセリフがキワッキワに来てるページがまあまあある。
クリスタの3D製本で何度も確認したけど、(表示上無線綴じということになっていても)あれはほぼ中綴じレベルの開き方だと認識して使った方がいいぽい。

・表紙の伏見の顔色、髪色がかなりくすんでいる

剣持の髪色や青い文字よりも伏見がくすむのは想定外だった。(漫画の内容的に逆の方がまだうれしかったしそれを見込んでいた)
思うに恐らくイエローが出ていない。今回はオンデマンド6色印刷なので、これがオンデマの限界なのかもしれない。

・見た感じクリアPPでもよかったかも

ピッカピカにクリアPPを貼られた自分のヘッタクソな絵を見て凹んだことがあり、トラウマに流された。増版することがあったらクリアにするかも。

あとは……ストーリーの問題なのかな……わからん……。でもストーリーは自分の1番好みのものが出力できたので満足してます。この時しか書けなかった。今はもう無理です

満足してる点

・本になった!!!!!

大昔合同誌で漫画を書いたことがありますが、自分の漫画のみで製本してもらうのは初めてでした。うれしい

・みんな咎人好きなんじゃん!!!!と思えた。

これは買ってくださった方のおかげです。ありがとうございます。
漫画でも小説でもイラストでもいいから本かいて〜〜〜〜〜たのむ………紙媒体が好きなんです…。

・表紙を依頼してよかった

1番苦手な部分なのでここをパッケージしてもらえて、たくさんの人に手にとってもらえて、読んでもらえるならそれ以上の喜びと安心はない。

・描きたい構図から逃げなかった

そう感じてくれる人がいるかはわからないけど、画力が足りねーからってネームから構図を変えたシーンはほぼな………いと言いたかったけど、最後のピースのとこは剣持を後ろに入れようとして、時間と内容の兼ね合いで迷ってやめた記憶。
表紙も宗教服剣持とバイト着伏見を入れようとして時間の限界でやめた。
👆こいつタイムキープ下手くそすぎない?

全体的に描きたいもの全部やったので満足しています。

蛇足 ネーム制作経緯

8/12

やりたいこと、咎人の好きなところを考えた。
以前書いた漫画「○○○○の殺し方」(現在非公開)は、伏見がめちゃめちゃ追いつめられる物語だったので、今度は剣持にがんばってもらおうと思った。
この辺りで「剣持が伏見に振られる」「伏見がいなくなる」というのは確定してました
咎人の、二人の信教が違いそうなところが好きなのでそこを詰めるルートも考えていた。新宗教の本を読んだりしてた

8/14

有名な作家さんが「ネームは文字だけでも面白いので、メモ帳に文字でネームを書く」と述べているのを見て真似した。
このころは伏見が行方不明になったまま「大学生伏見」は普通に命を落とす、という形も考えていた(山車に乗って出てくるシーンはその名残)。
伏見と剣持が不老不死であり続ける業についてこの辺りでめっちゃ考えた。
ゲイ・パニック・ディフェンスについても調べた。
大体のネームが完成したが「僕たちは生存していく」というだけのエンディングに何の良さがあるんだろう?と悩んだ。

10月

ここまでずっと悩んでいた。
そもそも剣持に追いつめられてもらう、というのが一つのテーマ。
飄々としている剣持にそんな場面はなかなかないはず。→なので「大好きな人がいなくなった」を持ってくる構造。
カタルシスを作るために、死にたくなるような状況を持ってきたい。
(ネタバレになるが)不老不死になったこととその条件を最初はずっと悩んでいたが、「不老不死になったタイミング」は不必要で、「いつからか不老不死であった」の方がリアルだし絶望的だと考えた。
この辺りで蜂屋ななしさんの「オペ」を聴き、やりたいことと少し違うけどこういう感情が好きだな~~と思った。

昔受けた作劇の授業を振り返ると、主人公にはマジックパワーが必要だと記載があった。
剣持のできること、もしくは特殊能力ってなんだ?と考えた。
→ここでラストが決まった。(何なら宣伝文句も決まった)

伏見の感情の流れについては少しずつ整理した。以前出した同人誌がバリバリのBLだったこともあり、伏見に「BL役」をやってもらうか、結構最後の方まで悩んだ。
ただこれが最後の本かもしれないと思っていたし、咎人の好きなところを詰めたかったのでやめた。BLの咎も好きだけどそうじゃない咎も好き……というか、咎人そのものが好きなので

最後にLOGLINE(キャッチコピーというか、物語を短くまとめたカッコいい文章)を書いた。
ここまで書いておいてまだ絵が何も入っていないスッカラカンの状態なので、これは良い指標になった。何がエモいと思ってやっているのか自分のことを信じながら書ける。(最後までそのテンションでいるのは難しかったが…)

11月前半

(一般的な絵の入った状態の)ネームを書いて、友人数名に見てもらった。以前の漫画は「よくわからない」「どういうこと?」「ポエミーだね」と言われるばかりだった。今回は好評でした。
ちゃんと人に伝わってほしかったので安心しつつも直しがないことが不安だった記憶。
下書きを急いで書いて当落に間に合わせた(もうこの時点で同人手帳で組んだスケジュールはカツカツだった)
受かっていた。

11月後半

表紙の絵がまtttttttt・・・・・・・・たく思いつかず結構苦労しましたが、「同人誌なんだから一番得意な絵にしよう」と全身画を描きました。
※得意って言いつつクロッキーで書いてきただけで、カラーで咎人の全身描くの初めてでした。4年推してるのにマジ?

カラーラフ1。
アップを最初に考えて(左の絵)、顔アップ向いてないのでちょっと遠ざけた(右の絵)
左カラーラフ2
右完成絵

たぶん丸一日くらいで描いたんですが結構頑張ったような気がしています。
内容とのシナジーがしっかり生まれていれば嬉しいんですが……。
向かい合わせにしない、背中合わせにしない、というのを重視していましたが晦日の歌謡祭でどっちも当人がやっていたので死んじゃいました。

12月~入稿

ペン入れに時間がかかるのは知っていましたがマジでほんまに死ぬほど大変だったし自分の絵が下手すぎてギャア!!!!!と声が出ました。でもお話を作ってしまったのでやるしかない…………。これでも絵が上手いねーって言われることがあるんですがヘッタクソやないかなんやねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と自分に対してめっちゃ思いました。ただ今回の絵柄はまあまあ自分の好みだったので描けてよかったです。
もっと頑張ります。

おわりに

この記事長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この時の自分は頑張ったよ~と未来の自分に伝えたいので書きました。
頑張れじゃねえよお前も頑張んだよ!(未来の自分へ向けて)

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