ヒトラーの正体(舛添要一、小学館新書)と宥和政策
ヒトラー政権へのナチスを、英国のチェンバレンが、宥和、要は、大目に見た政策、宥和政策。
これが第二次大戦当時の国際情勢を示すキーワードとなっている。
ヒトラーのことを調べるほど、ホロコーストを行ったとんでもない独裁者の面と、ケインズ的な経済政策で内政を奇跡的に立て直した実力派の政治家の面があまりに極端で、私の中でうまく像を結ぶ事が出来ない。
ヒトラーを支持した奴は、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというばかりになってしまい、当時のドイツを評価するのが難しい。
ヒトラーはインテリヤクザ、スターリンが狂人で、一触即発の状況。
当時のイギリスはドイツに宥和的な弱腰政策をせざるを得なかったのだろう。
ヒトラーは、東方に「生存圏」を拡張しようと画策していた。その発露が、独ソ戦であり、第二次世界大戦なのだろう。
近現代史は学校の歴史の授業では、じっくり学べないのが、世の常だが、前から、とても関心がある。
歴史は、楽しい。