CHEHONの凄さ。

チェホンが凄い。そして面白い。

彼の曲を聴くのは、「みどり」(2009年)以来だが、今聴くと、比喩でなく急性中毒に陥ってしまった。

みどりをダウンロードした時は、「ヒップホップの好きなフランクな大阪のお兄ちゃん」という印象だったが、あれから14年経過した今、キャリアの長さで安定した独自のスタイルを確立しているように思える。危うさがなく安心して見られるというか。

「みどり」もそうだが、シンプルなリフやコードに、言葉遊び的な趣向を凝らした歌詞を載せるのも中毒性を引き起こされる。

ヒットする音楽とは何か。

その答えの一つはいかに依存せしめるか、という点にある思う。

現代風な言葉を使えば、沼らせる、推しを作る。それができれば、必ずヒットする。

思わず聴きたくなる。さらに、ジャケ買いという言葉に代表されるように、そのアーティスト名を見たら衝動買いしてしまう。

それができれば勝ちであり、みどりはその条件を全て満たしている。

これについては、改めて触れたい。

元AKBでラッパーになった立仙愛理さんのような方もいることを今知ったりと、独特の磁場を感じる音楽ジャンルである。

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