怪談の魅力

年末年始は怪談をよく聞いた。

メインで見るのは、島田修平さんの「お怪談巡り」。

まず、ゲストの怪談が面白い。

プロの怪談師、芸人、アイドル、ときには一般人もいる。島田さんは聞き手に徹して、時々リアクションをする。

心霊写真を見た瞬間「うわー!」って飛び上がったりとかね。実際怖いんだけどさ。

淡々とした情景描写にその人が生きた人生とか時代が垣間見れるのも楽しくて、飽きない。

話の最後、少し考察とか解釈を加える時間があるのだが、怪談を話す本人がビビるほど怖い解釈が飛び出す事があるのも、ちょっと面白い。

私が、怖いのは「何だったのか全くわからない」系の話。

あと、怪談を話す人が「いかに聞き手にイメージを膨らませられるか」を追求している所も良い。 

派手な演出は一切書く、島田さんとゲストが話すだけのシンプルな番組なのに、これだけバズって、人気が出るのが面白い。

(プロインタビュアーの吉田豪さんが「人の話を聞くニーズは無くならない」と書いていたことを想起した。)

この怪談ブーム、日本だけではないらしい。

これも島田さんの番組で聴いたのが、カンボジアだったか、海外でも投稿型の怪談のラジオ番組があるらしいのだが、すごい人気で、その放送がある時間帯は、街から人がいなくなるらしい。

個人的に怖かった怪談、面白かった怪談のベストセレクションを作りたいな。


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