ゴーダ哲学堂 悲劇排除システム(業田良家、小学館)

グリーン成長戦略で描かれている未来像を見ていると、業田良家著、悲劇排除システムを想起する。
非常に恐ろしい世界である。
ディストピアである。
このグリーン成長戦略とやら、一体、誰が主導しているのか。
誰にメリットがあるのか、まるで分からない所に2兆円の基金を突っ込むと言う。

行きつく先は、ゴーダ哲学堂の、悲劇排除システムの世界である。
著者の、業田義家自身は、人間的なものが失われていく時代への強烈な皮肉として、悲劇を排除した究極の世界を描いたのだと思う。

行きつく先はディストピアである。

重い話になってきたのでここまで。

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