4月15日の日経の春秋を読んで。
日経って時々懐古趣味の武勇伝みたいな記事がある。そういう記事は基本読まないようにしている。
岸田首相の襲撃のあった4月15日の日経の朝刊の「春秋」というコラムは、英国のファッションデザイナー、マリークワントさんと言う方の訃報を受けて書いたと思われる。
日本の60年代、70年代に女子学生の「スカートの丈がどんどん短くなっていったのである。」(原文ママ)と。
そして、
「街に氾濫したミニは、古い規範や束縛からの解放を象徴していただろう。」(原文ママ)
ミニスカートの丈に革命あり、ときた。
1960年代って、60年前な訳で、その頃を知る方自体もう少ないと思う。
スカートの丈が短い…だから何なのか。
束縛からの解放…本当?
市井の人々は、鼻白む思いだったと思う。
コラムの最後に「若者が声を上げ、(以下略)」とあるのだが、いい加減、過去を美化しすぎである。
今回の岸田首相襲撃の犯人も「政治に納得が行かず、行動するに及んだ」などと自供したら、また安易に礼賛する勢力が出てきそう。
革命などと言う言葉は、テロや犯罪を助長する。
安倍首相殺害犯の映画が作られてしまったり、連合赤軍の重信房子のような愚かな人々を再生産するだけである。
静かに、平穏な日々を過ごさせてほしい。
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