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【ドイツ発エシカルバッグ】自動車の廃材を利用したアップサイクルブランドAIRPAQ

日本では年間約500万台、ドイツでは約350万台が破棄されていると言われる自動車。

破棄されるはずだった自動車のエアバッグ、シートベルト、ベルトのバックルを再利用してバッグを製造している、ドイツ発のアップサイクルバッグブランド「AIRPAQ」をご紹介します。

■AIRPAQとは?

AIRPAQ(エアパック)は2017年にドイツのケルンで創立されたアップサイクルバッグブランドです。

本来であれば捨てられてしまうエアバッグとシートベルトという車の廃材を再活用(アップサイクル)して製品を作っています。自動車大国ドイツならではのアイデアとアップサイクルを活かしたユーモアなデザインが特徴的です。

■環境への配慮

AIRPAQの商品はすべて車の廃材から作られています。

車部品の安全基準はとても厳しく、工場での品質検査では目視でわからないレベルの縫製不良や生地不良でも、B級品とされてしまいます。

AIRPAQはB級品となり車に装備されなかったエアバッグとシートベルトを再利用して商品を作っているため、新たな資源を使わずに新たな商品を生み出しています。

一般的に売られている多くのバッグはポリエステルやナイロンという素材(プラスチック)で出来ており、これらは石油を原料として作られています。

2015年のプラスチック生産による二酸化炭素発生量は約7.2億トンとも言われており、地球温暖化等の環境問題の要因となっています。

廃材をアップサイクルして商品を作ることで環境に優しいモノづくりをし、新たな資源を使わずに新たな価値を生み出しています。

■どこで作られているのか

ブランド創設者の叔父がルーマニアで縫製工場を経営しており、ルーマニアで商品の生産をしています。

アップサイクル商品は、材料にバラツキがあったり大量生産が出来なかったりと商品を作るのが難しいのですが、親族経営だからこその理解と協力があって高品質でクリーンなモノづくりが行えています。

また、車の廃材であるエアバッグとシートベルトから作られていると上記で記載しましたが、廃材の詳細は下記になります。

エアバッグ
ルーマニアの車部品工場のB級品(未使用)を再利用

シートベルト
ルーマニアの車部品工場のB級品(未使用)を再利用

シートベルトのバックル
ドイツのスクラップヤードから実際に廃車に付いているものを回収して再利用

そのため、商品一点一点が微妙に異なっており全てが唯一無二です。
特にバックパックについているシートベルトのバックルは実際に使われていたものなので、一つ一つ違った表情を持っています。

■創設者の2人

創設者の2人「 Michael 」と 「 Adrian 」は、大学で出会い、授業の一環でスクラップヤードを訪れました。

当時から環境問題に強い関心のあった2人は実際に車の廃材に触れて「この廃棄物からなにか創り出せないか?」と模索しました。

一度価値がなくなったもの、つまりゴミになるものを捨てるのではなく、別のものに生まれ変わらせることができないか? そう考えたのがブランド立ち上げのきっかけでした。

「ごみを削減するだけでなく、そこから新たな価値を生み出す。 そして商品を手にとった人に喜んでもらう。」 これがAIRPAQの願いです。


AIRPAQのバックパックはシートベルトのバックルを使用していてブランドを象徴する商品で、トートバッグなど、背負っても手持ちでも使える2wayの仕様やシンプルなデザインが使いやすく、シーンを問わず活躍するアイテムです。

Enter the E のオンラインサイトでも、現在多くのアイテムを取り扱っています。ぜひチェックしてみてください。

Enter the Eオンラインストア
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