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~ We are Musician I want to tell the story By Music ~「私達はミュージシャン 言いたい事は音楽で語る」

「Entertainergy Liner Notes」 タイトルにあるライナー・ノーツというものは必要なのだろうか?近年のミュージック・シーンでは、誰もがその気になればインディペンド(独立した)ミュージシャンになれる。レコード会社と契約しなくとも、自分達で作品をサブスクリプション・サービスで自由にリリースする事ができるようになった。それは同時に、そのマーケットの競争が年々激化しているという事も意味する。ソーシャル・ネットワークでは、その数だけのミュージシャン、楽曲、そしてライナー・ノーツが毎日のようにリリースされている。ミュージシャンだけでなく、誰もが自分の意見を語る事ができ、評論家になれる。僕個人は、SNSでは自分の立ち位置を忘れないようにしたいと思っている。僕はただのミュージシャンだ。発言したい事は自分がいる音楽業界の事、観た映画の事、ボストン・セルティックスの勝敗についてくらいにしたいと思っている。それ以外でこの世界に向けて言いたい事は音楽で語る。そこでは自分に正直でありたいと思っている。

2016年に創立したミュージック・レーベルEntertainergy{Entertainment(楽しむ)+Energy(原動力)をかけて創った造語}は、ミュージシャンのアイデンティティとクリエイティヴィティを証明する事を大切にしている。ビジネスで言えばプロダクト・アウト・タイプのチームである。万人全てを満足させる事なんてできない。そこには価値観十人十色の法則として好き嫌いという概念が必ずある。そこに自分達を偽ってまで好かれたいとは思っていない。そしてミュージシャンである以上、自分達の音楽を聴いてもらいたいという気持ちは当然ある。だからこそ、ライナー・ノーツは今こそ必要だと思い久しぶりに筆を手に取った。どんなに自分達が納得する作品をリリースしても、誰かに聴いてもらってこそミュージシャンとしての存在意義が生まれそれが証明される。クールぶって沈黙してても何も変わらない。まずは自分達の足でペンを手に取り、行動を起こしたい。そしてこのノートはあくまで音楽の創造を活性化させる為にありたい。近年の何もかもが分かりやすいエンターテイメントにするつもりはないし、考える予知を残す事は能動的行動にも繋がる。必要以上に文字をタイピングしてその音楽の世界観を壊さないようにもしたい。

このノートも、本やラジオと同じくコミュニケーションだと思っている。僕達はSNSで無差別に惰性な接客のようなコピー&ペーストのダイレクト・メールを送り付けてプロモーションする事はしない。そんな事をしてまで自分達の作品を聴いてもらいたいと思っていない。前文にも記術した通り、能動的アクションがなければムーヴメントは起こらない。本当にその人に自分達の音楽を聴いてもらいたいのなら、まずは相手に関心を持つようにしたい。話はそこからだ。このノートから、そんなコミュニケーションが生まれる事を願っている。だからこそ、自分達のVISIONを発信する場所を創りたいと思った。僕達を見つけてほしいと思っている。

我々はいったい何者なのか?という事を伝えたいという事もある。このレーベルはもう10年近く活動が行われており、何人ものメンバー・チェンジを繰り返している。僕自身も遠回りした(そのおかげで、Co FounderのT.T.と出会えた)。僕個人は2014年からソロ・ミュージシャンとして活動をしており、4枚のアルバムまでリリースしたが、コロナ・ショックで5枚目のアルバムの制作がストップし、その合間に自分がレコーディング・エンジニアにもなった事を機に、1枚目からやり直す事にした。現在1枚目のシングルスをリメイクしてリリースし、今年ファースト・アルバムをリメイクする。そしてEntertainergy the Band名義でファーストEPもリリースした。これが、僕達の新しいスタートとなった。お楽しみはこれからである。

皆様はじめまして

Entertainergy Founder YUTA EGMANです



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