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青森から九州までヒッチハイクを経て無人島に歌いに行ったわたしのはなし。⑧無人島での幸せな体験
壱岐から辰の島へ近づくほどに、海の色はエメラルドブルーになっていきます。
島の周りを遊覧してさぁ、島のビーチが見えてきました。
島に着いて、わたしが頂上を目指す頃にはどんどん空は晴れ渡っていきました。
さすがわたし!もってるぅ!と
テンション爆上がりしながら、夢が叶う瞬間にワクワクしながら前に進みました。
せっかくのこのタイミング。
みんなにこの絶景を見せたい。
高所恐怖症のわたしが、スマホを片手に持ちながら配信をつけて急勾配の坂を登っていきます。
あともう一歩で頂上という所で分かれ道があり、一旦止まると絶景に恐怖が襲います。
いやいや、己にまけねぇ。絶対頂上いく!この為にわたしはここまで来たんだ!と
持てる漢気をふりしぼりてっぺんにたどり着きました。
目の前に広がるのは
一面の青い空、海、断崖絶壁。
自然しかない景色。
そこで風を全身に受けながら
声を出して歌った瞬間
細胞から幸せを感じました。
ただのびのびと歌っているだけで幸せ。
わたしはこれを思い出すためにここに来たんだ、と確信しました。
帰り道、自分を誇らしく思う気持ちで船に乗り込んで壱岐へと帰りました。
おっちゃんから、この島はね、三浦春馬さんも生前何回か来ていたんだよーと教えてもらいました。
芸事をする人間としてここにくる春馬さんの気持ちにすごく共感しました。
ホントにありがとう✨
島に着くともう夕方でした。
ゲストハウスのLamp壱岐でシャワーを浴び、スタッフの方々との夕食に備えて、ゲストハウス前のクラフトビール屋さんへ。
そして、スタッフの方々が釣ったお魚でお魚パーティ。
ぜいたく。。。
あ、ちなみに今、Lamp壱岐はシェフ募集中でこういったサービスはありませんwww
宿がある通りの商店街で壱岐牛というブランド牛を少しだけ買い、スタッフの方々と一緒に網で焼いて食べました。
なんか、みんなが家族みたいにあったかくて、やっぱり家族に血の繋がりて関係ないんだなぁて感じた瞬間でした。
翌朝、港へ向かうバスに乗り込む前にみんなで写真を撮りました。
島の方に写真を撮ってもらい別れようとした瞬間。
一枚のハガキがスタッフの女の子に届きました。黒髪の台湾からワーホリできた女子です。
やったぁぁぁ!VISAの延長申請みとめられたぁ!まだいられるよー!
と、みんなでハイファイブをする喜びの瞬間に立ち会えました。
なんだか、旅に出てからわたしと一緒にいる人達、みんな笑ってる。
そんな凄い事実にこの時気づきました。
あきは太陽
親友のメルが嬉しい言葉を贈ってくれて、わたしは港から本州福岡へ戻りました。