~ついに3期も最終回!~自分の想いを伝えるピッチの結果発表|ミヤラジ起業塾#13
ミヤラジ起業塾は毎週土曜日20時~FMプラプラにて放送中!
今回は、ピッチの結果発表と受賞者の方のゲストトークをお送りした、第13回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開いたします。
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1. ピッチの結果発表
★*…最優秀賞…*★
「スポーツ経験資産投資~子どもとスポーツのマッチング事業~」
らじかんさん
★*…奨励賞…*★
「ものづくりを手段にした居場所づくり~エコアート新聞千切り絵~」
ともこさん
2. 子どもとスポーツのマッチング事業
菅さん:
この度は受賞させていただきありがとうございます。菅 和範(かん かずのり)です。昨年の12月まで栃木SCの選手としてサッカーをやっていました。現在は引退して自分がやりたいこと考えながら進んでいて、今回のこのピッチに応募させていただきました。
常川:
今回ピッチに応募してくださった事業についての説明をお願いします。
菅さん:
私は、夢や希望をスポーツから貰ってきました。そのスポーツで子どもにも夢や希望を持ってもらいたい、というのが大きな目標です。
自分が子どもの時は団地で様々なスポーツをやっていてサッカーが一番楽しいと感じました。だから様々なスポーツの選択肢がある中で、自らサッカーを選びました。現在親である身として、子どもにもそういった選択肢を与えたいです。
しかし、親の課題として、子どもに何があっているのかわからない上に選択肢をあげられていないことが挙げられると思っています。それを解決する手段が様々なスポーツができる場の提供だと私は考えました。親が子どもをその場に連れて行くことで子どもは毎週様々なスポーツを体験することができます。そして、そこで子どもが楽しかったというスポーツをぜひ始めてもらいたいです。
さらに、一人一人の子どもにあったスポーツを見つけられるよう、運動量を測って可視化してあげたいです。スポーツをする上で指導者の主観によって「上手い」の基準が異なってきます。モーションキャプチャーなどで運動能力測定をし、設定された基準を設けることで強さ弱さを判断し、64種目の中からその子にあったスポーツがわかるようにしたいと思っています。
そして、子ども自身が楽しいと感じたものと照らし合わせて一人一人にとっての最適なスポーツを見つけてあげたいです。そうすることで成功体験を増やすことができ幸福度が上がって、最終的には夢や希望につながると信じています。
3.やり続ける、言い続けるということ
菅さん:
言葉の強さって大きいと思っています。常川さんが以前言っていたように、アイデアは馬鹿にされるくらいが丁度良いと思います。
自分が中学の時「サッカー選手になる」と言うと周りから馬鹿にされていました。でも「サッカー選手になる」と言うことは恥ずかしくなかったです。「人に馬鹿にされてもしょうがない、やるのは自分」と思っていました。
だから「今もこれがやりたい」と実際に誰かに話して馬鹿にされたとしても「自分はこれがやりたい、これで世の中が良くなると思ってるから周りに言われても関係ない」と思うのです。
常川:
成功するまでやり続けることは大切ですね。側から見たら菅さんは成功している人、と見えているかもしれませんが、努力や挫折を踏まえてあきらめなかったからこそ、選手として活躍することができたのだと思います。菅さんはアスリートとして結果を出したからこそ、次は事業家として結果を出せるよう挑み続けてほしいなと思います。
菅さん:
ありがとうございます。僕はサッカー選手でもなんでも、誰でも諦めなければなれると思っています。諦めることを諦めた人が、なりたいものになることができるのです。
4. 今後の展望
菅さん:
栃木県内すべての市町村行き、いろんな場所でこのイベントを開催してみたいです。現在、自分がどれくらいの人を集められるか、規模の大きさやお金についてなどわからないことがたくさんあります。経験を重ねることでどのくらいの需要あるか、継続できるのか、と試行錯誤をし、今年は勉強を進めていきたいです。そして、来年にはしっかり形になるよう頑張りたいです。
事業化の第一歩として現在8月21日にイベントを企画しています。3,4ヶ月という長期のものでなく、まずは一日での開催を試みています。体育館で2、3個のスポーツ体験してもらい、提携している会社に子どもたちの運動能力見てもらおうと考えています。
まだ募集は開始していませんが、60人くらいの定員を予定していますので、興味ある方は念頭においていただけるとうれしいです。
5. 今回の審査にあたって
常川:
今回受賞されたおふた方は想いが伝わった上に、トラクション、何をやってきたか、という面で評価させていただきました。実際にイベント開催の企画、聞き取りを通してニーズがわかっていて、それをさらに凌駕するような熱量、事業が展開する将来が見えていたのがとても良いと思いました。
才能の有無はあると思いますが、それ以前に努力せずに才能が開花することはありません。すごい人はみんな見えないところで努力をしています。誰かと比較したり、羨んだりすることによって自分の可能性を閉じてしまうのではなく、行動して自分なりの可能性を追求できるような人に皆さんになってほしいです。世の中の人口の76億分の1人として自分が何をするべきか、考えていけるといいですね。
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アーカイブでは菅さんの思い、そして起業に興味を持ったきっかけなどさらに詳しく聞くことができます!ぜひお聞きください!
▼第13回の放送はこちらからご視聴できます