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自分と事業の親和性を見つける|ミヤラジ起業塾2期#6

ミヤラジ起業塾2期、毎週土曜20時〜FMプラプラにて放送中!2月は実際にビジネスプランを考えていく期間となります。今回は第6回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開します。

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1. 先週のおさらい:過去最高の体験(UX)から事業を創る

常川:
先週は、過去最高の体験から事業を創る、をテーマにお話しました。先週の宿題は実際に、「過去最高の体験を書き出す」でした。一週間あったので100個ぐらい書けるといいかなと思います。

前回の振り返りにもなりますが、よく例に出すのが『airb(エアビー)』という民泊の有名なサービスです。

元々は、友人に自分の居間を貸して宿泊可能とし、簡単な朝食を作った体験が創業者の方にとって最高な体験でした。『Bed&Break fast』として提供したのがサービスの始まりでした。ちょっとした体験から、大きなサービスになることも現実にあるのが分かる事例ですね。

稲川(ミヤラジパーソナリティ):
100個、どうでしょう出ましたかね?ぱっと浮かびますか?

常川:
私はやはりコーヒーに関連するのが多いですね。最近はコーヒーの楽しみは探求だなと感じています。自分の好みのコーヒーがまだ世界にたくさんある、コーヒーを飲む先にもいろんな上位概念が見えてきます。

人はなぜコーヒーを飲むのか、その価値は何かを常に考えているのですが、北陸を旅した時に、ふらっと立ち寄った喫茶店で、お客さんを観察してみることがありました。

オーナーの方が素晴らしい方で、コーヒーを入れる間に生まれる小さな会話があって。お客さんは話したいからお店に来ていたんですよね。コーヒーを飲むだけでなくて、喫茶店の中で生まれるコミュニケーションが大切だなと気づくことができました。

自分にとっての最高の体験は、自分が価値を感じた瞬間でもあります。よく、自分が価値を感じる瞬間や体験を誰かに共有したくなります。美味しいご飯屋さんを見つけたら誰かに教えてあげたくなるのもその1つです。

事業も同様に、自分が価値を感じたものをサービスとして立ち上げ、他の人にも届けていくのは自然な流れなんです。

ジョブ理論:ミルクシェイクの役割とは?

この話は「ジョブ理論」にも繋がっています。本の中に、「ミルクシェイクの役割とは?」という有名な話があるのですが、ファストフードのマネージャーが、店の売り上げを伸ばすためにミルクシェイクに目をつけた話です。

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ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

まずは味のラインナップを増やしましたが、売り上げは伸びず。そこで、売り上げの時間帯に注目しました。朝と夕方に売り上げが伸びていて、どんなお客さんが来ているか見てみると、朝と夕方でミルクシェイクを買いにくるお客さんの目的が違うことが分かりました。

朝は会社へ向かう途中で運転しながら、片手間で飲めるからミルクシェイクが選ばれていました。一方夕方を見てみると、子どものおやつ替わりに購入されることが多いことが判明しました。

ここからわかるのは、同じ「ミルクシェイク」でも、役割が朝と夕方で2つあることです。ユーザーは何に価値を感じているのか、何を求めてお金を払っているのかには理由が必ずあります。そこに注目してみるのも良いかもしれません。

✏️ミニワーク
今回は、自分の最高体験に何を書けたらもっと最高になるのか。○○×○○を考えてみてください!(例:ファッション×インターネット)

2. ギャップフィル型とビジョン設定型

よく事業を始める方が、課題の設定をふわっとしたままスタートさせてしまうことがあります。

会社をやめて背水の陣で起業に臨む方がいらっしゃるのですが、失敗して欲しくないという思いもあり、課題をしっかりと設定していただきたいです。

今日新たに覚える言葉として、「ギャップフィル型」と「ビジョン設定型」があります。ギャップフィルは、マイナスを0にする。自分ができないことを誰かにやってもらうことです。例えば、家事代行サービスがあります。

一方、今はないけどあったらいいよねが「ビジョン設定型」。0を+にしていくことです。例えば、家事代行で料理を作ってくれるけど、それにプラスαで、糖質制限ができるお弁当を作り置きしておいてくれる。今は満たされているけどさらにその上を望んでいくのがビジョン設定型になります。

よくペインと言いますが、痛みを解消しれくれるものにはお金を払いますよね。ペインが深ければ深いほどビジネスになるチャンスがあります。

皆さんには、誰のどんな課題を解決するのかを考え抜いていただきたいです。これって本当に世の中の人がお金を払ってでも欲しいものなのか。考えることで事業として成功する可能性が高くなっていくと思います。自分だけが気づいた課題を見つけて行って欲しいです。

✏️ミニワーク
今現在イライラしていることを書き出して見てください。

3. 自身と事業との親和性を見つける

自分が感じたイライラは誰かのイライラである可能性があります。それが事業になっていくんですよね。自分の事業と自分との親和性。

何故自分と向き合うことが事業につながるのか。それを考えた先には、お金を払ってくれるユーザーを知るのが大切になっていきます。

▼この続きはアーカイブでチェック!第6回はこちらからご視聴できます。

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