
事業づくりの始め方|ミヤラジ起業塾#6
ミヤラジ起業塾は毎週土曜日20時~FMプラプラにて放送中!
今回は第6回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開いたします。今回から起業に関するレクチャーが始まります。ぜひ、ご一読ください。
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1. 事業づくりは興味関心があることから
常川(株式会社エンターテイン代表):
今日からまた4期のレクチャーが始まります。そこで、事業のつくり方のきっかけを話していこうと思うのですが、その前に「事業をつくることがどういうことなのか」をお話していきたいと思います。
事業をつくるためにはまずアイデアの発想をします。アイデアって、単純に面白いと思っているし、その先になにかの価値があると感じて思いつくんです。しかし、大人にはわかりづらいこともあります。直接的なメリットが無いと足を踏み出せないんです。「なんでそれやってるの」「そんなのお金になるの」と言いがちですが、そこを一旦考えずに自分がやりたいこと、興味があること、関心があることから始めたほうが良いと考えています。
アイデアに気付くことも、やるかやらないか判断することも、自分が興味関心を持っていないとやはりできないと思います。だから、直感からスタートするというのも私はいいなと思っていて、一旦、自分が興味関心を持っているところからスタートしてほしいと思っています。
沢山アイデアが出てくる人もいると思います。その場合は一旦、付箋に全部書き、全部壁に張って、その中から「自分が本当にやりたいことはなんだろう」と壁に貼ってある付箋を入れ替えていきます。あとはその優先順位を決めた上で「今できるかどうか」「自分の力量として実現できるか」を考えていきます。
2. 事業づくりの3つの切り口
常川:
事業のアイデアをつくるときには3つの切り口があります。この3つの切り口は先ほど興味関心があるものから始めようといった段階の延長線上にあるとお考え下さい。
1つ目は、いつもこの番組で話しているUXという自分自身の最高の体験を書き出して、紐解き、自分で事業のタネを見つけましょうという切り口です。
最近、現役のアスリート向けのアントレプレナー教育のイベントがありまして、様々なスポーツの選手が参加されていました。やはり、アスリートの方は、練習すれば結果に出る(仮説と検証をする)ことがわかっているので、非常に純粋で、起業家に向いているなと改めて思いました。
そのイベントで過去最高の体験を書き出すワークショップをやっていたんです。そしたら、「海外に行ったら、世界感が変わった」という話が多く出ました。競技を通じて、他の世界の方々と戦っているからこそ、異文化を体験できます。そうすると「スポーツを通じて世界を知る」というプランのアイデアが出てくるのです。このアイデアは自らがそういう経験を持っているから思いつきます。だからこそ、学んで始めるというよりも自分の中の最高の経験から始めたほうが良いのです。
2つ目は日々のイライラや困りごとから紐解く切り口です。私は、たまに草むしりをしなくてはいけないことがあります。防草シートをしていたのですが、そこに風で土が積り、さらに雑草が生えてしまったんです。凄い生命力が強いなと思い、それをどうにかしたいなと思っています。このように、課題があるものに対して解決方法を当て込んでいくような事業のつくりかた、切り口もあります。
3つ目が行動履歴です。一週間の自分の行動から紐解きます。自分の動いている時間を15分単位で記録して「これってなんでこんなに時間かかっているのか」「お金で解決できるのでは」と考えてみます。さらに「時間がかかっても自分が苦にならないものはこれ」というものを探せたら、それは自分の強みの発見ですよね。
自分の得意なところ、不得意なところが見えてくるので、自分が不得意であれば「他に不得意な人がいるんじゃないか」と考え、得意であれば「それで困っている人を助けられるのではないか」と考えます。自分の実際の行動に基づいたきっかけが生まれるという方法です。
-事業づくりの3つの切り口-
✓過去最高の体験から
✓自分の課題、イライラや困っていることから
✓自分の行動分析から
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▼第6回の放送はこちらからご視聴できます
最後まで、読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!