起業が楽しい、その想いが健康的なカラダづくりに|en-Talk#7 株式会社Muscle Deli 代表取締役 西川真梨子さん
en-Talk〈エントーク〉は、場所や人、環境を問わずに起業家と話すことが出来る、起業や新規事業について一緒に考え、共に成長が出来るフラットな場を提供しています。
〈こんな方にオススメのイベントです〉
◇起業したいけれど、まだちょっと不安で踏み出せない
◇起業したいとおもっているが、自分のアイデアに自信がない
◇起業するにあたり、仲間をみつけたい
◇企業で新規事業をどうやってつくるか、ヒントを得たい
今回は6月11日(金)にオンラインして開催した「en-Talk #7」のイベントレポートをお届けいたします。
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第7回の登壇者は…株式会社Muscle Deli 代表取締役 西川真梨子さんです!
プロフィール
関西学院大学卒業後、繊維メーカーで新商品開発や営業を行う。2013年にサバイバルフィールドを運営する株式会社ASOBIBAを創業。その後、コンサルティング会社で大手企業の新規事業立ち上げを支援。自分がジムに通い始めたときに困った経験から、2016年に株式会社Muscle Deliを創業。
会社HP
1. 創業ストーリー
健康的なカラダづくりのために最適な栄養素の食事を全国に届けるサービスを提供しているマッスルデリ。会社の創業ストーリーを代表の西川さんにお話していただきました。
西川さん:
30代を目前にして、ずっと健康で美しくいたいと思うようになり、ジムに通い始めました。パーソナルジムに通い、運動だけではなく食事管理もしていました。
しかし、指導を受けた通りに食事管理をしても体形が変わらなかったんです。そうすると、どんどん食事の指導が厳しくなってしまって…。カロリーを制限するだけではなく、糖質や脂質も制限するようになり、次第に食べられるものが無くなっていきました。最初は料理もしていたのですが、仕事が忙しくなり、料理をする時間もなく、だんだんサラダチキンしか食べられないような食事生活になってしまいました。
この状況をどうにかしなければ…と食べられるものを探したところ、栄養管理された食事がサブスク型で届く海外のサービスを見つけました。自分もこういうサービスがほしいと思い、日本でサービスを探し始めました。しかし、日本にはそういったサービスがまだなかったんですよね。それであれば自分でつくろうと思ったのがマッスルデリ創業のきっかけです。
また、ダイエットや健康食品の業界の誇大広告が多いことにモヤモヤしていました。新しいダイエット方法が出て、それに飛びついてみんな痩せるけれど、またすぐにリバウンドして、また新しいダイエット方法が流行るという悪循環にも違和感を抱いていました。
この循環でダイエットやメディアの業界は儲かりますが、ユーザーにとっては良い仕組みではありません。その違和感から、ユーザーの長期的な健康も考えた食事のサービスをつくりたいと思ったのも創業のきっかけです。
2. 根気と熱意で新規事業の壁を乗り越える
事業立ち上げの際に、苦労した点は商品の製造工場探しだったと話す西川さん。どのような工夫をして、困難と立ち向かったのかを教えていただきました。
西川さん:
事業を創る上で、お弁当を製造する工場を見つけることが1番苦労しました。そもそもネット上に冷凍弁当の製造工場に関する情報が少ないため、スーパーやコンビニに行って裏面を見たり、工場の情報を持っていそうな、容器や機械の工場に聞いたりしていました。工場を見つけたとしてもまだ事業をしたことがない会社だったので、信用を得ることができず、なかなかお話を聞いてもらえませんでした。
この問題をどうやって乗り越えたかというと、電話で工場に連絡していたのですが、断られたとしても、「製造できる可能性がある工場は他にありませんか」と情報を聞き出してから電話を切ることを徹底していました。結果、その方法で紹介していただいた工場が製造に繋がりました。
また、可能性が見えたときに工場へ早い段階で訪問したのも良かったと思います。電話やメールでは冷たくあしらわれてしまっていましたが、事業計画など細かい企画書をもって工場を訪ねることで、熱意や想いをくみ取ってくださる担当者さんと出会うことができました。
3. 【対談】バーでの出会いから起業へ
en-Talkの後半は対談形式でお届け!参加者の方からの質問を西川さんに答えていただきました。
山井(株式会社エンターテイン・インターン生):
この時が自分の人生の転換点だったと思うことはありますか?
西川さん:
1社目のサバイバルゲームの会社を創業したのが転換点だと思います。それまでは自分が起業するというキャリアを想像していませんでした。サラリーマンとして早々に結婚して、普通の生活を送るのかなと思ってたんです。しかし、たまたま出会った仲間と趣味の延長線上で起業して、凄く楽しくて、やりがいがあったのでそこから起業したい、新規事業をやりたい、新しいことがやりたい…!と思うようになりましたね。
山井:
最初の会社を一緒に創業したメンバーは何繋がりで出会った方なんですか?
西川さん:
渋谷にあるテキーラバーです。そこのオーナーさんが飲みだけじゃなくて、週末もみんなで遊ぼう!と誘ってくださる方で、サバゲ―に誘っていただいて。そしたら、みんなサバゲ―にドハマりしたんです。それで、楽しいから起業しちゃう?みたいな感じでお店を立ち上げたのがサバイバルゲームの会社を創業したきっかけですね。
山井:
そういった場所での出会いが起業に広がっていくのは凄いですね。
西川さん:
そうですね、偶然の出会いからこのようなキャリアになりましたね。
4. 【対談】起業家って楽しい 、それがモチベーション
山井:
起業はやはり厳しい仕事の連続だと思うのですが、その厳しい仕事を継続できるモチベーションは何ですか?
西川さん:
モチベーションは「楽しみたい」という欲です。私が楽しいと感じることは、課題解決や新しいことをやることなんです。起業とリンクしたことに楽しみを感じていたので、起業は自分に向いていたんだなと思っています。
創業してから5年間一回も風邪をひいたことがないんです。フィジカルとメンタルも強いことは起業家としての強みだなと思います。
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この他にも参加者の皆さんから質問を沢山いただき、今回のエントークでも起業家との双方向のやりとりができるフラットな場を創ることができました。登壇してくださった西川さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!