報酬設計を考える【2019.12.20 投稿記事】
※ この記事は2019.12.20の西野亮廣エンタメ研究所に投稿された内容の要約です。
真冬の札幌で『かまくら』を作ることが決定してしまっていたキングコング西野ことアル中記憶喪失です。
無料コーヒー店の運営で学ぶチーム設計とサービス業
【概要】
渋谷にオープンした無料のコーヒー屋「SHIBUYA FREE COFFEE」の運営で得られた知見を共有します。
提供される無料コーヒーの数が日々増加し、運営側の提案を検討する過程で、報酬設計の重要性に気づきました。
【要約】
渋谷にオープンした無料コーヒー屋「SHIBUYA FREE COFFEE」は、オンラインショップで購入される提供枠によって無料でコーヒーを提供しています。(1万円で50杯の提供)
しかし、無料コーヒーの提供スピードが日に日に早まり、運営上の課題が浮き彫りになりました。
そこでスタッフの瀬戸ちゃんは、10万円(500杯)のVIP提供枠を設けて補完しようと提案しましたが、これに対してキングコング西野はNGを出しました。
10万円の提供枠を設けると、1万円の提供枠の価値が低下し、売り上げが極端に落ちると考えたからです。
報酬設計の重要性を意識することで、達成感や満足度、幸福度が相対的なものであることが分かりました。
これは親や先生、経営者などのリーダー全員が気をつけるべきポイントです。
今回の事例を通して、サービス業やチーム設計に関する有益な学びを得ることができました。
無料コーヒー店「SHIBUYA FREE COFFEE」の実験はまだ続きますが、その運営経験から学んだ知見を今後のビジネスにも活かしていきたいです。
【感想】
1万円を払った人も10万円払った人もカッコつけられる設計が必要ですね。
せっかく1万円払ったのに、となりに10万円払った人がいたら霞みます。
自分の利益だけじゃなく、すべての人の利益を常に考えることに優しさを感じました。