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Indie Developers Conferenceレポート

はじめに

こんにちは、EnterKeyGamesの五十嵐です。
かごめかごめVRというゲームを開発中です。

最新の情報は以下にアップしていくので、興味のある方はフォローとチャンネル登録をよろしくお願いします。
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Indie Developers Conference

インディーゲーム開発者のオンラインイベントに参加してきたので、今回はレポート記事を書きます。(記事の都合上、関係者方のお名前は敬称略とさせていただきます)

講義内容はYoutubeでアーカイブが配信されているようなので興味ある方はこちらからご覧ください。

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グノーシア 唯一無二を目指した『グノーシア』開発で考えていたこと。

  - プチデポット 川勝 徹

企画面の話がメインでした。
ジャンルと、その王道とされている内容、ユーザーの主な意見を分析し、逆張りをするという設計はとても面白かったです。
また、シナリオについて「絵や場面、セリフの順番」を変えると別の物語になり、創発させることができる。というのもすごかった。

人開発ADV『シロナガス島への帰還』を数万本売り上げた超実践的戦術! 

 - TABINOMICHI 鬼虫 兵庫

動画によるプレゼン形式の発表でした。

見た目や価格を戦略的に考えよう
リリースまでの下地造りが重要
キャラの魅力、イラストの力は偉大
ググラビティを意識すべし
ゲームの速度、快適度を上げよう
インディは知名度の向上を目指すべし
自分の作りたい物をつくる

といった内容でした。
自分はいままさに開発をはじめて認知度を上げることと、開発をどう進めるか(と、現実の暮らし)で悩んでいるので、とても刺さる内容でした。
この記事を見たイラストが得意な方、発信が得意な方、EnterKeyGamesとぜひ仲良くしてください。

プログラマしかいない お金もない それでもUIを綺麗にする! 

- Neetpia 少佐

UIの実践的なHow toでした。
以下のサイトなどで画像を持ってきて加工すると、UIなどはかなり有効なものが作成できるようでした。工程が端的にまとめられていて非デザイナーでも扱えるものになっていてすごかったです。
デザインは「どういうものをつくるか決める」ところも時間がかかって大変なので、そのあたりの工程についても詳しく知りたいと思いました。


『クラフトピア』はいかにしてコミュニティの声を生かしながらアーリーアクセスを成功させたのか

 - ポケットペア 溝部 拓郎

クラフトピアの制作についての話で、終始たのしい発表でした。
本人も「最初作ろうとしてたものと違うし、講演内容も後付け。なぜ成功してるか私もわからない」というようなスタンスです。
つっこみどころの多いクラフトピアの売れ方はたしかに異例っぽいですが「ユーザーを巻き込む」という方針は現代のエンタメではかなり有効なものとなっている気がします。読者が突っ込むスタイルのギャグマンガみたいなおもしろさと、ユーザーの創発性を促すマイクラみたいなおもしろさと、SNSのバズがマッチしたような印象でした。

『アンリアルライフ』にも生かされた、ユーザーレビューから読み解く"ゲームクオリティ"の高め方 

 - hako 生活

ユーザーレビューの読み解き方と、ゲームへの活かし方のプレゼンでした。
似たジャンルの他のゲームや作品のユーザーレビューをまとめるというのはいい戦法な気がするので近いうちに記事などでやりたいです。
文章の「事実」と「意見」を分けるという手法はとても汎用性が高くてすごいと思いました。

パネルディスカッション

 - えーでるわいす なる、hako生活、プチデポット 川勝 徹、ポケットペア 溝部 拓郎、司会:IndieGamesJp.dev 一條 貴彰

パブリッシャーとの契約の話や税金などのリアルな話が訊けて面白かったです。なかなか実際に体験してみないとよくわからないところでもあるのですが、これに近い内容がまとめられた本が近いうちに出るらしいので、読んでみようと思います。


個人的に気になった、印象に残った点

SNSの活用(発信)とゲーム制作の組み合わせが基本になってるという点が目立っているように感じました。
ユーザーの意見を聞くこと(テストプレイをしたり、実際に遊んでもらうこと)と、自分のやりたいことを明確にすることが重要で、あとは完成させることと認知してもらうことがとにかく重要。
戦略は重要だけれど、運の要素もとても強いので考えすぎるのもアレなのかもなと思いました。
ゲームは生活必需品ではなく、バグがでても楽しければよい場合もあります。
とにかく作ってみて、すこしずつ考えを補強していく、くらいのスタンスがいいのかもしれません。

実況部屋の雑談

自分は実況部屋の話を聞きながら見ていたので、そちらで話されていたこともすこしだけ。

ハッシュタグなどを使いながら細かく制作報告をすること
ゲームについてまとめたページをつくること
プレスキット(記事作成のための文章など)をつくること

以上をすると、ゲームライターの方に喜んでもらえるらしいです。

全体の感想

開発中の内容や広報宣伝、税金や、作っていて実際に感じていることなどをかなりオープンに語られていてとても楽しかったです。
はじめに配信トラブルなどもありましたが、リアリティがあってとてもいいイベントでした。

終わりに

この記事やゲーム制作についてなど、なにかございましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
五十嵐
https://twitter.com/Sou_Igarashi




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