狐野のやっているコト

どうも自分は、ブログというものが苦手なようなので。定期的に更新している人はすごいなあと思います。

劇団のホームページがあるので、そこに書き込めばいいんじゃないのかとご指摘も受けるのですが、劇団で行う事と個人で請け負う事の中身が違っていたりするので、区分分けしなきゃいけないなと考えていたのです。

もともと私が主宰しているFOX WORKSというのは個人の屋号のつもりでつけた名称なので、一応狐野個人としてのホームページも作ったは作ったのですが、とにかく更新が大変だし面倒くさい。

という事で今まで使っていた色々な「狐野」名義のページは一旦こちらに移行しました。

狐野トシノリは北陸の真ん中、石川県の白山市(旧松任市)というところで生まれました。微妙に本谷有希子さんのご近所です。世の中って不公平ですね。ここでは私がどういう人間で、何を考えているのか何となく整理しておこうと思います。※以下に述べている方法論や考えはあくまでも狐野個人のものです。絶対的な正解ではありません…と、逃げ口上を入れておきます。

2020年現在、自分の肩書きはこんな感じです。

・作家、演出家、パフォーマー

・所属:西部演劇連絡会、演劇人会議、日本劇作家協会、日本シェイクスピア協会

作家として

大学での学生劇団時代から、ちょこちょこと台本を書き始め、縁あって浜松に来てから参加した社会人劇団から始まって、今まで色々な台本を書いてきました。

私の台本は基本的に「タイトル」「シチュエーション(シーン)」「終わり方(メッセージ)」そして「ボケとツッコミ」でできています。

演出家として

正直、台本だけ書かせてもらえればいいや。くらいに思っていたのですが、戯曲の中にあるニュアンスを正確に伝える為には演出もやらなきゃいけないなと。劇作と併せて演出のようなこともやらせてもらっています。

シンガーソングライターさん達とコラボした、クリスマスファミリーコンサートとか

スクリーンショット 2017-11-19 7.46.22

街中に美術作品をというコンセプトの浜松Open Artとのコラボ等

画像2

画像3

自分達の団体以外でも、色々と携わらせていただいてます。

演者・パフォーマーとして

多くの人から勘違いされているのですが、上にも書いた通り私はそもそも作家志望なので、出来る限り表に出ないように出ないように過ごそうと思っていたのですが、役者の気持ちもわからずに作家、演出なんかできるか。という事で出演することになりまして。結果色々なご縁を頂いて出演等をやっています。

鈴木研一郎監督による浜松観光PR動画に出させてもらったり

他の劇団さんや企画に出演させてもらったりしています。

しかし自分の中では「役者・俳優」という肩書はちょっと特別な響きを持っているので、自発的には使わないことにしています。まあ、同じように「演出家」ってのもどうなんだろうと悩んでいますが…

プロデューサー(?)として

浜松市中区名塚町にて「StudioMUNDO Sketchbook Theater」という多目的スペースを開設しています。もともとは鍋の工場だったものを、オーナーさんがアートスペースとして改装、その後稽古場や公演場所としてお借りさせていただいています。

画像4

画像5

30人が入れば一杯になってしまう小さなスペースですが、冷暖房も防音も備えた場所です。色々な事業や公演でいつもご協力いただいています。

他の演出家さんを招いてのプロデュース公演や、朗読劇のアドバイザー等もやらせていただきました。

理念

大雑把にクリエーターとしての自分は、FOX WORKSの含めて以下の理念で動いています。

提供する事:

公演する場所、人材、機会、スキル。そして作品。浜松という地方都市ではエンターテインメントのみで生計を立てることは難しく、そのような人もほとんどいません。それでも表現を行いたい、創作をしたいという想いを持った人は溢れているわけで、その受け皿としての機能を担っていくのが目的です。それは公演スペース、イベント、ソフトとしての創作物を含めています。

開拓する事:

基本的には演劇活動を中心にしていますが、演劇人が持つスキルや提供できる作品が、社会的にどんな価値を持っているのか。というのがずっと以前からの課題です。「面白い作品であれば価値がある」これは間違いではありませんが、実社会に対してどういう効果があるのか。笑いが健康にいいとか、演劇スキルはプレゼンに役立つとか、ただ芝居や役者を送り出すだけでなく、世の中の課題に対してどういうアプローチが出来るのか。なんかアイデアがあったらぜひ教えて下さい。

開発する事:

人材育成も含めてですが、まだ誰もやったことが無い演出、舞台の作り方、音響・照明の効果的な技術など、テクノロジーや他分野の知識がエンターテイメントという形のない物にどのように実装していけるのか。を考えています。平田オリザさんがロボット演劇という画期的な作品を生み出したように、古典と現代表現の先を見据えた活動が出来たらいいなと考えています。

色々とつらつら書いてきましたが、普段はごく普通の平凡な会社員、ちっさいおっさんです。

いいなと思ったら応援しよう!