見出し画像

コンサルしながら歩く

おはようございます。
これまでに100回ほど「やっぱスタバが最強だよね」という結論を出してきたキングコング西野です。

さて。
今日は『コンサルしながら歩く』というテーマでお話ししたいと思います。

サロンの法人会員がスタートしたこともあって、従業員さんに読まれることを若干意識した内容です。

今日は予定が詰まっているので短めにまとめます。



「目を開ける」のではなく「見る」

メキシコにおります。
昨日は(朝から夕方まで)メキシコで大人気の冒険テーマパーク『XPLOR(エクスプロール)』に行った後、夜からはこれまたメキシコで大人気のシルク・ドゥ・ソレイユ『JOYA(ホヤ)』を観て、今日は朝から、これまたメキシコで人気No.1のテーマパーク『Xcaret(シカレ)』に行ってまいりました。

XPLORもXcaretも自然や歴史を舞台にした(自然や歴史に全力であやかった)テーマパークですので、人知を超えたスケールで、実に痛快です。
#JOYAも最高だったけど僕はラスベガスの方が好き

この手の海外のアドベンチャー系のテーマパークの良いところは「一応、できる限りのケアはするけど、それでも怪我しちゃったら、そこは自己責任ね。そもそも、そのリスクがあるアトラクションを選んだのはあなたなんだから」という無言の圧力(昔の公園のノリ)が生き残っているところで、現代日本だと、これはなかなか難しい。
#擦り傷ぐらいいいよね

ちなみに、本日乗ったジェット船のアトラクションでは前の席の男性がキチンと捻挫していました(笑)。
その前の席に座っていた女性はゲロを吐いてました。
#なんちゅう船だよ

さて。
昨日に引き続き、今日も「このエンタメの“強さ”はどこだろう?」ということを考えながら、エンタメを味わっているわけですが……昨日よりも、もう少し踏み込んだ話をすると、僕がエンタメを味わう時や、街を歩く時は、頼まれてもいないのにコンサルをしながら歩いています。

たとえば。

昨日の「写真屋さん」の売り上げをもう少し上げる(もう少し販売数を増やす)としたら、受付(写真サービスの注文を取る)の前に「お客さんが濡れるポイント」を一つ作るでしょう。
#エロい話じゃありませんよ
#物理的に濡れる場所です

そこで、「…なるほど。ここは濡れるテーマパークなんだ」という印象を与えて、「写真を撮る度にスマホをイチイチ防水ケースから取り出したりするの面倒だな。もう、いっそのこと写真は外注して、スマホはロッカーにしまおう」という結論に誘導します。

写真サービスを買わないことによる面倒を先にチラつかせるわけですね。
#終活ビジネスや予防医療の領域はここのデザインが弱い

昔、後輩に「キミはただ目を開けて歩いているだけで、何も見ていない」という拳法の師範代のようなアドバイスをしたことがありますが、僕たちの目に写る全てがコンサル(改善)のお題で、「この空間の問題点は?」「この空間をより良くする為にはどうすれば?」「このラーメン屋さんの売り上げを伸ばすにはどうすれば?」という問いだらけ。

訓練し放題です。

大切なのは「自分の仕事とは関係無いから」と放棄してしまわないこと。
日々の訓練は、僕らの知らないところで、僕らの筋肉になっていて、その日が来た時に必ず僕らを助けてくれるでしょう。

僕自身、何度もこれを経験しています。
「あぁ、このピンチは、あの時のカード(方法)で乗り切れるな」という。

今日は是非、学校や会社や子供のお迎えに行くまでの道にあるお店を一つ選んで、そのお店の「問題点を1つ」と「改善案を3つ」あげてみてください。

それを1週間もやれば癖になり、
癖になれば、かなり人生が好転すると思います。
かなり会社に貢献できる人材(会社が高い給料を払っても手放したくない人材)になると思います。

結局、人の能力は「引き出しの多さ」に尽きます。

「あの店は、こうするともっと良くなると思います」という前向きな仮説を、またどこかで聞かせてください。

現場からは以上でーす。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

画像1

↑開演前の生演奏。

画像2

↑カンクンのシルク・ドゥ・ソレイユ『JOYA』
「シルク・ドゥ・ソレイユで一番好き」という声も多い。

画像3

↑最近は「天井」にハマっているので、天井の装飾をチェック。シルク・ドゥ・ソレイユは造花畑。

画像4

↑オープン前のレストラン。このあと、すごい人でゴッタ返した。

画像6

↑公式サイトの写真

画像7

↑公式サイトの写真

▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるオンラインサロン(Facebook版)はコチラ↓  
 
\海外発行のカードが利用できるようになりました/

このnoteは2022年6月9日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?