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時間が足りないのは「代謝」が落ちているから!?【キンコン西野】

このnoteは2025年2月20日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

なんだかんだ言って、結局は代謝だ

 
気がつけば44歳という重厚感のあるオジサンになっていました。
 
自分は幸いなことに今のところは健康に恵まれておりまして、長時間労働に耐えられるハートもギリギリ胸に抱いておりますが、どっこい、同世代のオジサンどもからは「疲れた」という声をよく聞くようになりました。
 
連中は、お腹と心に贅肉がビッシリとこびりついているのでしょう。
 
以前に比べて生産量と挑戦の量が落ちているシーンをよく見かけます。
 
全力でバカにしたいところですが、これは他人事ではなく、自分にもリーチがかかっています。
 
というわけで1年半ほど前から「身体」と向き合う時間を意識的に増やしたのですが、アレやコレやと試しているうちに、「なんだかんだ言って、結局は代謝だ」という結論に至りました。
 
「お前が仕事ができない理由は、お前がバカなワケじゃなく、お前が不器用なワケでもなく、お前の代謝が落ちているからだ」という男塾みたいな結論です。
 
ただ、あながち間違ってもなさそうで、先輩方から話を聞かせていただいたのですが、代謝が仕事のパフォーマンスや生産性、そして挑戦に大きな影響を与えるそうです。
 
 

代謝が低下すると、なぜ仕事の生産量が落ちるのか

 
まず、代謝とは何かを簡単に説明すると、体内でエネルギーを生み出すプロセスのことです。
 
食べたものを消化し、エネルギーとして活用するだけでなく、細胞の修復やホルモンの分泌にも関わっているみたいです。
 
このへんの話はよく聞くと思うのですが、今、気になっているのは「代謝が低下すると、なんで仕事の生産量が落ちるのよ?」といったところだと思います。
 
「代謝が落ちると疲れやすくなるから」みたいなことは結構聞いたことがあると思うので、そこは割愛させていただくとして、ちょっと興味深いのは「代謝が落ちると、時間の感覚が狂って、仕事の見積もりが甘くなる」というのがあるそうです。
 
大人になると時間が過ぎるのが早く感じるじゃないですか?
 
あれって、よく言われるのが「ジャネーの法則」で、要するに「年齢を重ねるに連れて自分の人生における1年の比率が小さくなるため、体感として1年が短く感じる」というヤツなんですけども、それ以外に、「加齢によって、代謝が落ちて、時間が過ぎるのが早く感じる」というのがあるそうです。
 
代謝が激しいと、脳からの神経信号がピャッピャッピャッと速いペースで発信されて、要するに対応速度が上がるわけですが、代謝が落ちると対応速度が遅くなるので、相対的に時間が過ぎるのが速く感じるそうです。
 
この説明だとピンとこない人もいると思うので、もう少し詳しくお話しすると、時間というのは「物理的な時間」と「体感時間」の二つがあるじゃないですか?
 
言い換えると、「身体の外で流れている時間」と「身体の中で流れている時間」です。
 
身体の外で流れている時間(物理的な時間)は走る速さが常に一定ですよね?
 
一方で「身体の中で流れている時間」は走る速さが、脳からの神経信号のピャッピャッピャッによって対応速度が変わってくる。
 
テキパキ対応できる人と、ダラダラ対応しちゃう人がいる。
 
身体の外にいるランナーが時速10キロで走っていて、身体の中にいるランナーが時速15キロで走っていれば、「外のランナー、遅いなぁ」と感じますが、身体の外にいるランナーが時速10キロで走っていて、身体の中にいるランナーが時速5キロで走っていれば、「外のランナー、速いなぁ」と感じるじゃないですか?
 
加齢によって、代謝が落ちて、脳からの神経信号の速度が落ちて、対応速度が落ちれば、時間が過ぎるのが早く感じるのは、そういう理由です。
 
 

代謝の低下によって「時間が足りない」と感じることが増える

 
子供の1日が長いのは、代謝が良いからで、大人の1日が短いのは代謝が悪いからだそう。
 
午前中があっという間に終わって、午後が長く感じるのは、午前中が代謝が低くて、午後が代謝が上がるからだそうです。
 
この理屈で、冬は体温が下がるから代謝が落ちて、時間が短く感じ、夏は体温が上がるから代謝が上がって長く感じるそうです。
 
代謝というのが「時間」にモロに影響してくるという話です。
 
代謝が低下すると、時間の流れを短く感じるため、「思ったより時間がなかった」という状況が増え、これにより、スケジュールの管理が難しくなり、納期の遅れやタスクの積み残しが発生しやすくなります。
 
気がついたら一日が終わっていて、「何をしていたんだろう」と感じることが増えてませんか?
 
それ、「代謝の低下」が原因だそうです。
 
代謝が低下すると、「時間が足りない」と感じて焦ることが増える、と。
 
そうすると、休憩を後回しにしてしまい、疲労が蓄積しやすくなり、その結果、注意力が低下し、小さなミスが増える。
 
ここから先の話は、「じゃあ、どうすれば代謝が上がるのか?」というお決まりの展開になるので、それは調べれば出てくるので、調べてください。
 
僕からは「水とタンパク質は摂っておけ」とだけお伝えします。
 
とにかく、代謝の低下は「時間」に関わってくるみたいです。
 
「時間が足りない」と嘆いてばかりの人は騙されたと思って代謝を上げてみてください。
 
 

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