タイムラインに流れてくるビジネス論に「うるせーな」と思う自分がいる【キンコン西野】
ビジネス論のアレやコレが最近うるさく感じるようになった要因を考えてみた
あらかじめ言っておくと今日の話は特定の誰かを指した内容ではなく、僕のただの感想なんですけども、結論から言っちゃうと、YouTubeやら、インスタや、SNSのタイムラインやら流れてくるビジネス論のアレやコレが最近うるさく感じるようになってきました。
当然、ここには僕の発信も含まれているわけで、他人のことを言えた立場じゃないのですが、なんか「ガタガタうるせーな」と思う回数が増えてきたんです。
なんで、こう思うようになったのかを色々と考えてみたのですが、考えられる要因は二つで、一つ目は「自分の中で『飽き』が出てきている」。
そして二つ目は「ビジネスのことを語る人数が増えた」。
どっちもあるような気もするのですが、二つ目が大きいような気もしていて、「そもそもオマエはどんな成功を収めた人なの?」という人もビジネスについて、すべての答えを知っているかのように話すじゃないですか。
たぶん、4〜5年前だったら、「自分はまだそんなことを語れる立場じゃない」みたいな自制が働いていたと思うのですが、今は、自分がビジネスインフルエンサーになって、自分にお客さんをつけた方が手堅いから、「虚が実になる」じゃないですが、まだ大した成功をしていなくても成功論を語るところから始めちゃう…というのもあって、猫も杓子もビジネス論を語ってしまっているから「うるせーな」となっちゃっているような気もします。
自分しか話せないモノを見つけないと埋もれていってしまうような気がしている
皆さん、どうですか?
これは本当に気をつけなきゃいけないというか、この違和感は無視しちゃいけない気がしていて、「僕自身がビジネス論に食傷気味になっているのに、それでもビジネス論を発信し続けるのか?」という問題とはキチンと向き合った方が良さそうです。
僕はこうしてVoicyで毎朝お仕事の話をしているわけですが、最近喋っていて、自分でも「体重が乗っているなぁ」と思ったテーマで言うと、『ボトルジョージ・シアター』を思いついた時と、『ファーストウェーブチケット』を思いついた時、そして、本当に最近だと、イベント作りの(後払い)危険運転について。
あとは「ブロードウェイでこんなことがありました」的な話。
このあたりの話題は体重を乗せて話せた気がするのですが、その理由はおそらく、僕しか話せないことだからだと思います。
そういうモノを見つけないと埋もれていってしまうような気がしています。
少し話を戻すと、おそらく「ビジネスの話をする」というのが市民権を得たのだと思います。
そういえば数年前はビジネスの話をすると「胡散臭い」だの「詐欺師」だの言われていて、どこかタブー視されていた(どこか「はしたない」みたいな)感じがあったのですが、それが無くなって、人がたくさん入ってきたのでしょう。
それもあって、「そんなところにいてイイのか西野?」みたいな問いは若干あります。
もっと扱いの悪い、もっと居心地の悪い独自の場所に行かないと、成長は見込めないような気がしていて、取り急ぎ、今、胸の中にあるモヤモヤを皆様に共有させていただきました。
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