ブロードウェイ挑戦の今
こんちには。
片手に財布、もう片手にゴミを持ちながら、考え事をしながら歩いていたら、誤ってサイフをゴミ箱に捨ててしまったキングコング西野です。
#ビックリしたぜ
記事の更新が遅れてしまってごめんなさい。
今日は「ブロードウェイ挑戦の今」というテーマで(短めに)お話ししたいと思います。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演(関係者プレゼン)がありました
ニューヨークは朝の5時。
昨日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演&レセプションパーティーがありました。
#今日もあります
僕の感想も、そして関係者の皆様の反応も本当に「最高」でした。
リーディング公演で、まさかのスタンディングオベーションが起きたんです。
まずは、ここまでプロジェクトを進めてくださったスタッフの皆様、そして、このプロジェクトを応援し続けてくださったファンの皆様に心より感謝申し上げます。
「リーディング公演」はブロードウェイ戦に名乗りをあげただけであり、まだ僕らは何も成し遂げちゃいないのですが、しかしながら今回のアクションが「大いなる一歩目」であることは間違いありません。
#なんか英文を日本語訳したような文章だな
昨日のリーディング公演やレセプションパーティーで見たのは、「『えんとつ町のプペル』という作品が愛されている」という事実でした。
リーディング公演後も、キャスト&スタッフがすぐに「あそこはこうしよう!次は、こんな感じで伝えよう!」という議論を始めて、誰から頼まれるわけでもなく、一人一人が作品のブラッシュアップに努めていたんです。
僕は常日毎(というか酒場で)「商品」と「作品」の違いについて話しています。
「商品」というのは、世間の需要をリサーチして、その需要に応えたモノで、
「作品」というのは、クリエイターが作りたくて作りたくてたまらなくなって作ったモノだと。
「どちらが上で、どちらが下」というワケではありませんが、この二つは大きく違うことは確かです。
そして、エンターテイメントの現場では、最後の最後は「作品」が勝ちます。
勝因は意外とシンプルで、今日、目の当たりにした「リーディング公演後の時間(皆が自発的に「もっとこうしよう」と議論した時間)」です。
僕はこれまで、「商品」が作られる現場にも、「作品」が作られる現場にも立ち会ったことがありますが、「商品」が作られている現場では、こういった議論は“営業時間内”でしか起きません。
「商品」が作られる現場では皆、営業時間が過ぎれば、自分の趣味の話などをし始めるんです。「○○が美味しい」や「あの娘がカワイイ」など。
一方で、「作品」が作られる現場では、営業時間が過ぎた後も、「作品」の話が繰り広げられます。
「商品」と「作品」では、単純に“かけられている時間“が違って、それがそのまま強度として表れる。
昨日のニューヨークで目撃したのは「作品が作られている姿」で、言い換えるとそれは「ブラッシュアップが自走している現場」でした。
たぶん今回の勝負は勝つと思います。
この確認が取れただけでも、今回、ニューヨークに来た意味がありました。
会社作りでも同じだと思いますが、結局のところは「ブラッシュアップが自走する組織」をいかに作るか?にかかってくる。
「その空間を作れたら確実に勝つ」ということはありませんが、その空間を作れなかったら確実に負ける。
ここはとても大切なラインだと思います。
昨日のリーディング公演では「もっとこうした方がいいかも」というところが7箇所ほどありました。
今日も公演があるので(一気に詰め込んじゃうとバランスを崩しちゃうので)、昨日は、終演後に2つほど、演出のウィルと、キャストの皆様にお伝えしました。
これからも、キチンとコミュニケーションをとって、丁寧にブラッシュアップしていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
外が明るくなってきました。
ちょっとだけ寝ます。
現場からは以上でーす。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
↑ 終演後
↑ ニューヨークの朝
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