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秒速で対応すること決めているから、状況が変わっても問題ない

おはようございます。
昨日、梶原くんが『チン凸町のアナル』と言っていたので、「『チン凸“待ち”のアナル』だよ」と訂正させてもらったキングコング西野です。
#明らかにツッコミを間違ってるだろ
#えんとつ町のプペルだろ
#しっかりしろ

さて。
今日は『秒速で対応すること決めているから、状況が変わっても問題ない』というテーマでお話ししたいと思います。

これは「ビジネス書」なんかじゃない。現在進行形の「ドキュメンタリー」だ。

8年前から準備を始めて、いよいよ今年の年末に公開する映画『えんとつ町のプペル』
僕は「製作総指揮」という立場にあって、クリエイティブから広告まで、全てに参加し、気がつけば「……いや、曲の終わりはそっちの方向じゃなくて、もっと、こう!」とギターを担ぎ出しています。
広告戦略に関しても、その調子。

今は朝から翌朝まで映画『えんとつ町のプペル』の製作にベタ付きで、とにもかくにも作品の精度をギリギリまで上げています。

そんなスケジュール感で日々おくっているので、すっかり忘れていたのですが、そういえば、僕、映画なんて一度も作ったことないんです(笑)
ときどき、現場のスタッフさんが、僕の知らない業界用語を使っているので、慌てて、意味をググったりしています(笑)

そんな中、100年に一度のウイルスが襲ってきました。

もちろん製作現場は不安と混乱の渦に巻き込まれたわけですが、チームの舵を握っているのは他の誰でもありません。僕です。

刻一刻と戦況が変わる中、何を続けて、何を辞めるのか?
秒速で取捨選択をしていかなければなりません。

コロナに襲われた時に、まず決めたのは、「この先、どんな問題が起きても秒速で対応する」ということでした。

それは、コロナで経営が傾いているサロンメンバーさんのお店や、公共機関からの救いの手が伸びていない被災地の問題など、ひっくるめて。

嘆いたところで1ミリも前に進まないので、嘆く時間など1秒もありません。
「なるほど、今度はそうきたか……ならば、こうだ!」と新しい手札を切り続けることが求められました。

映画『えんとつ町のプペル』の広告戦略の肝入りプロジェクトの一つであった『キンコン西野が映画「えんとつ町のプペル」のストーリーを
、映画公開前に全国各地の映画館で喋る会』は、コロナの様子を見て、すぐに中止にしました。
強引に開催することもできたのですが、客数制限がある為、広告効果が見込めません。

すぐに、オンラインでのムビチケ前売券の販売に切り替えて、クラウドファンディングを駆使して、『キンコン西野が映画「えんとつ町のプペル」のストーリーを、映画公開前に全国各地の映画館で喋る会』での予定販売枚数よりも、多くのムビチケ前売券が捌けました。

その様子は、このサロンで逐一、(仮説段階から)報告し、「これがハマりました」「ごめん!間違ってた!ちょっと対策を考える!」という現在進行形言葉を何度も何度も共有させていただきました。

『西野亮廣エンタメ研究所』は「ビジネス書」などではなく、「ドキュメンタリー」です。

とっくに覚悟を決めているから、屁でもない

昨日、制作スタッフから、新たに二つの報告を受けました。
一つ目は、「『鬼滅の刃』はムビチケの販売枚数を公表しない」ということ。
悪目立ちしない為の正しい戦略だと思います。
僕が同じ状況なら、同じ手を打つと思います。

ただ、これによって、「鬼滅超え」というニュースは出せなくなりました。

二つ目は、映画業界で、過去、ムビチケをクラファンでこれだけ売った前例がなく、「クラファンで売ったムビチケは、『チケット協賛』扱いになることが決まった」ということ。

クラファンは、個人個人が買っているのですが、一つの会社(吉本興業や株式会社NISHINO)が一旦まとめてお金を集めて、チケットを買うので、「会社で買った」という扱いになるわけですね。

これによって、これまでクラファンで販売したムビチケは、ムビチケの販売枚数としてカウントされなくなるのですが……これを聞いて「望むところだ」と萌える西野。

もう、とっくの昔に覚悟は決まっています。

どんな問題が起きようと、秒速で対応することを決めているのです。

これまでの実験結果により、「意味変」でムビチケが売れることは分かっているので、あとは販売枚数としてカウントされるように販売経路を再設計するだけです。

というわけで、今日(今から!!)、さっそく「ムビチケの購入確認画面を参加チケット」とした『ジョギング大会』を開催することしました。

これが上手くいけば、全国各地で開催することが可能で、もちろん、その転用で『ZOOM飲み会』も可能です。

映画『えんとつ町のプペル』の公開まで、あと50日。
コロナちゃんも何もかも大変ですが、嘆く時間など1秒もありません。
やれることを全部やります。

どうか、このドキュメンタリーを最後まで見届けてください。
結果を出します。

現場からは以上でーす。 

【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

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2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』
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このnoteは2020年11月7日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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