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「投資家に夢を見させられるか否か?」の世界線【キンコン西野】

この記事は、2025年1月31日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。
(※今日のVoicyはコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/941/6412780


 
 
よく「オンラインサロンでは、日頃、どんな記事を書いているの?」と聞かれるので、今日は特別にオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に投稿した記事を共有したいと思います。
 
世間がワイドショーネタに加熱している中、毎日、こんな記事を書いて前に進んでいます。
 
 

『活動費の出所の変遷を整理・共有してみる』

 
▼ 自分が判断しなきゃいけない部分
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昔も今も「仕事の進め方」はあまり変わらなくて…
・① なんとなくの方向性(大枠)を決める
・② 状況を見て、細かいところを詰めていく(※朝令暮改上等!)
といった感じです。
 
たとえば2012年頃の西野亮廣だと…
・① 「広告収入(スポンサー依存)」から「ダイレクト課金」へ
・②  BASE &クラファン&プロセスエコノミー
みたいな感じです。
 
①は「経験を根拠にした直感」に従い、②は「その時の状況」に応じて柔軟に対応する…といったところなので、自分で判断するのは主に①ですね。
 
②は「2X=6だと、X=3になるよね」みたいな感じで、導き出した答えに自分の意思はあまりありません。
 
「ダイレクト課金を活動費にするのであれば、オンラインストア(BASE)ぐらいは開設しとかなきゃね」といった感じで、これは【判断】と呼べるものではない。
#算数やしりとりみたいなもん
 
なので大切なのは①の「なんとなくの方向性を決める」というところなのかなぁと思います。
 
▼ スポンサー→お客さん→投資家
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そんな中、最近は「投資」というものに僕のアンテナがビンビンに反応しています。
 
2012年に「広告収入(スポンサー依存)」の限界を見て、
2021年の頭に「ダイレクト課金」の限界を見て、
誤魔化し誤魔化し活動しているうちに、「投資が絡んでいないかぎり、これ以上大きなことができない。極端に新しいことができない」という結論に至った感じです。
 
というのも、
「広告収入」に必要なのは、「好感度」で、
「ダイレクト課金」に必要なのは、「共感」だからです。
 
ダイレクト課金を最大化するには「僕たち、私たちの!」といった共感を集める必要があるわけですが、「共感」は手が届く(お客さんが想像できる)範囲に活動を留めておく必要があり、成層圏を抜けた宇宙戦争になってくると「僕たち、私たちの!」の声を集めるのは極めて難しくなってくる。
 
もう少し踏み込んだ話をすると、「広告収入」の最終決定者は「企業の損得勘定」で、「ダイレクト課金」の最終決定者は「民意」といったところ。
 
なので、広告収入では企業が得をするモノしか作ることができないし、
ダイレクト課金では一般の方々が想像できるモノまでしか作ることができない。
 
 

活動費の出所によって、作品のサイズが変わる

 
僕は間違いなく日本で最も「ダイレクト課金」の恩恵を受けた人間だけれど、『映画 えんとつ町のプペル』の公開と共にそこに限界を見ました。
 
その時、自分の興味は次の遥かに大きなモノに向いているのに、「共感」を集める為の発信をしている自分に気がつき、「いやいや、お前は、そんなところで落ち着く男じゃないだろっ!西野!」と自分のケツを叩き、「共感から創造だっ!」と叫んだわけです。
 
そうして、誰も共感できないブロードウェイ戦にうって出たところ、「投資家」と呼ばれる人達が集まり始め、「西野君がやるのなら僕個人で1億出すよ」という宇宙戦争が幕を開けました。
 
最近も「ココを押さえたいので、1億円出してもらえませんか?」「うん、いいよ」というバケモノみたいな会話があったばかり。
 
いずれ詳しくご説明しますが、その時に僕が言った「ココ」は企業の得にもならないし、一般の方々が共感するようなものではありません。
 
「投資家に夢を見させられるか否か?」が全ての世界線です。
 
活動費の出所によって、発信内容(作品のサイズ)が変わってきます。
 
逆に言うと、作品のサイズを変えようと思ったら、活動費の出所を変えなければいけない。
 
ここはサロンメンバーの皆で共有しておきたいところだったので、今日はこんなお話をさせていただきました。
 
現場からは以上です。
 
 

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