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時間を味方につけろ

おはようございます。

完全にウンコが漏れそうですが、「サロン記事を書き終えてからトイレに行く!」という謎の挑戦を決めたキングコング西野です。
#ギリギリだけど頑張る

さて。
今日は『時間を味方につけろ』というテーマでお話ししたいと思います。

少し口が悪くなるかもしれないので、今日の内容は1年後も公開しないでください。
※Twitterで感想を呟いていただくのは大歓迎です。


削るべき時間は徹底的に削り、かけるべき時間は徹底的にかける

昨夜は10名限定のZoom「『映画 えんとつ町のプペル』の続編のストーリーを西野が全て喋る会」がありました。
僕としては、人前で喋ることでストーリーがブラッシュアップされたらそれでいいので、売り上げは全額、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のYouTube全編無料公開の広告費(@CHIMNEYTOWN USA)に支援させていただきました(※クラファンのリターンです)。

とてもとてもとても有意義な時間になったので、また何かの支援につながる「続編のストーリーを喋る会」をやりたいと思います。
この回は別に、「CHIMNEYTOWNやCHIMNEYTOWNが企画しなきゃいけないもの」というわけでもないので、「ウチの孤児院の子供達に絵本を贈る予算を作る為の『続編のストーリーを喋る会』を企画させてください!」という方がいらっしゃったら、気軽に、お声がけください。
#反社の人はダメだよ

たくさん手が挙がると、全員のリクエストにはお応えできませんが、西野亮廣の作品ブラッシュアップ&支援活動として、相談させていただきます。
僕が僕の為にやっていることなので、もちろん西野のギャラは1円も要りません。

さて。

昨日は、『ストーリーを全部喋る会』の前に、YouTube講演家の鴨頭さんが経営されている「YAKINIKU MAFIA」にお邪魔して、YouTubeの撮影がありました。
撮影中も、撮影終了後も喋り倒したのですが、そこで、「『えんとつ町のプペル』を今もバキバキにやっている理由」について、お話しする場面がありました。

発端は、「いつまでプペルをこすってるの?」というネットニュースです。

「いつまでプペルをこすってんだよ。はやく次の作品を作れよ」というアンチなのかファンなのか良くわからない批判に対しては絶望的にアホだと思っています。

もう少し厳密に言うと、「投資家目線で物事を見れていないなぁ」というところ。
#鴨頭さんのYouTubeでも少し喋ったのでまた観てください

つまるところ投資家は「かけたお金が大きくなって返ってくるか?」あるいは「買ったものの価値が大きくなるか?」を考えていて、「目減りする確率が高いモノ」にはお金を出しません。

メチャクチャ雑に言うと、「1億円で買ったものが、10年で10億円になったらいいな(その時は売ろう!)」というのが基本的な投資家の考えです。

「投資家」というと、「いやいや、私には関係ない話だわ」と思われるかもしれませんが、基本的には「NFT」を買う人も同じです。

彼らは(僕もなんだけど)10年スパン、20年スパンで物事を考えるので、知りたいのは「10年後も価値があるかどうか(リセールバリューがあるかどうか)」です。

別の言い方をすると、投資対象を値踏みする時に見るのは、「ただの流行り商品なのか、それとも長生きする商品なのか?」です。

言うまでもありませんが、投資家は「ただの流行り商品」は買いません。
「ただの流行り商品」を買うのは『ファン』です。
#ここテストに出ます

投資家は
「高くなるものを早めに買って、高くなった時に売る」
か、
「価値が目減りしないものを買って、そいつに稼がし続ける」
の二択です。
#ここもテストに出ます

ブロードウェイの舞台で考えると分かりやすいと思うのですが、投資の旨みがあるのは、ずっとチャリンチャリンと入ってくる「ロングラン作品」で、「普遍的な作品」です。

そうすると、「長く愛されるかどうか分からない最新作」にお金を出すのは博打すぎることが分かりますよね。

「すでに長く愛されている作品」こそが彼らにとっての一番の安心材料なので、それを証明する必要がある。
投資家には「いつまでやってんだよ」という発想など無く、「10年も続いてるの? え? そんなものを買えるの? 買うっ! 絶対に買うっ!」です。

ディズニーが『スターウォーズ』を40億ドルで買ったのなんて、まさにそれ。

家に似てますね。
日本は新築が最も高い価値を持っていますが、欧米(どこだよ!)は、場所によっては、新築よりも「築50年の家」の方が高値がつきます。
「50年ももっている(安全に建ち続けている)ってことは、100年はもつよね」という考え方です。

日本と海外のエンタメを行き来していると、とくに感じるのは「投資」という考え方の有無で、「チケット代を売って、製作費を回収しま〜す」を続けている日本には、「自分の作品をどうやって投資対象に育てていくか?」という考えが絶望的に抜け落ちています。
#だから大きくなりきらない

仕事の現場ではしばしば「無駄な時間を削ること」が叫ばれます。が、「時間をかけること」が価値になる場合もあるので、このあたりの「時間のハンドリング」は意識しておいた方がいいと思います。

トイレからは以上です。
#間に合いませんでした

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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このnoteは2022年6月2日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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