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突然泣いちゃった中学生の女の子の話【キンコン西野】
このnoteは2024年11月19日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。
中1の女の子「『踊るハロウィンナイト』で人生が変わった
一昨日、お友達のインパルスの堤下君から呼び出されまして、横浜のネイキッドロフトというところでトークライブがありました。
ネイキッドロフトは、キャパが40~50席という「出演者とお客さんとの距離がすごく近いライブハウス」で、休憩時間や終演後にお客さんと直に触れ合える機会があったわけですが、そこで終演後に中学1年の女の子から声をかけられたんです。
その子は僕の顔を見るやいなや泣き出しちゃったので、「大丈夫。何を思い出しちゃったの?」と質問してみたところ、「去年幕張メッセであった『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で人生が変わった」という話をしてくれました。
『踊るハロウィンナイト』に来てくれた時は、まだ小学生だったそうで、「こんな世界があるんだ」ということや、「こんな世界を作る人達がいるんだ」ということに感動しちゃって、今もあの夜のことを思い出すと泣いちゃうそうですって。
その感情には僕も心当たりがあって、後藤ひろひとサンの舞台『ひーはー』(コメディーです!)を観た時に泣いて立ち上がれなくなったことはあるし、
(東野幸治は「プロレス漫談」と呼んでいますがww)小学2年の時に地元・川西のスーパーの駐車場にやってきたプロレスの巡業(ブルーシート越しに聞こえてくるお客さんの熱狂)に全身が震えた夜があって、今でも、あの夜のことを思い出すと泣きそうになります。
実際、映画の舞台挨拶でその話をした時に、お客さんの前で泣きそうになりました。
「プペルの舞台挨拶でプロレスの話をして、泣く」は、さすがに意味が分からないッス(笑)。
※コチラ↓
どうして泣きそうになるのかは自分でも上手く説明できなくて、でもきっと、これまで抱えてきた痛みや、真っ暗な世界に光を見せてくれた感動や感謝の蓄積が花粉症のノリで発症したんだと思います。
ファミリーエンターテインメントの旗振り役として…
一昨日の女の子もきっとそう。
彼女が学校生活でどんな目に遭ってるのかを聞いてしまうと、彼女の傷をエグッちゃうような気もしたので、最後までそこには触れませんでしたが…ただ一つ、
こうして言葉にすることもできない子供にも、直接伝える手段がない子供にも、
自分達が命懸けで作っているエンターテイメントが届いていることが確認できたのは僕らのチームにとっては励みでしかありません。
そして、あの夜は子供が2000〜3000人ぐらいいましたが、「あの中に、他にも同じような感動を覚えてくれている子がいたのかもしれない」と思えることは僕らにとっては希望でしかありません。
CHIMNEY TOWNは一切のエログロ暴力を排除したファミリーエンターテインメントの会社で、皆さん御存知のとおり、僕らは酔っ払ってすぐに「子供無料」を打ち出すもんですから、僕らが手掛けるイベントにはいつも本当にたくさんの親子連れが足を運んでくださいます。
手を繋いで会場に入ってくる親子の姿を見るのが僕は大好きで、まだ公演が始まってもいないのに、その光景を見た瞬間に、これまでの全ての苦労や理不尽が吹き飛びます。
そうそう。
先日、吉原光夫さんと呑んでた時に、「西野さん亡き後のCHIMNEY TOWNはどうするんですか?」という質問をされまして……僕は子供もいないし、最終的には「誰かにくれてやろう」と思っているのですが、その「誰か」が、父ちゃんや母ちゃんに手を引かれてやってきて、目をランラン輝かせていたあの夜の子供であったら最高の物語だなぁと思っています。
一昨日、急に泣き出しちゃった女の子から、いろんなことを考えさせられて、たくさんの覚悟をいただいちゃいました。
ファミリーエンターテインメントの旗振り役として、子供達の為にやれることは全てやろうと思います。
引き続き応援宜しくお願いします。
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