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人はなぜ悩むのか?【キンコン西野】

このnoteは2025年2月26日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

そもそも、どんな人が悩むのか?

 
今週、新R25さんとのお仕事が入っているのに、先日、「最近の新R25がちょっと苦手」という狂気の配信をしてしまいまして、スタッフから「西野さん」と釘を刺されてしまった西野でございます。
 
あのような配信をしてしまったことを激しく後悔しているのですが、ただ、思っていることに嘘はなくて、やっぱり「バットを振る前に悩むことに、何の意味があるんだよ」ということと、「もはや、悩みを創造し始めているでしょ?」という疑いは消えません。
 
ただ、これは新R25の若手スタッフさんだけに限った話ではなくて、なんか年がら年中悩み続け、勢いそのまま何も生み出さずにオジサンオバサンになっていく人をよく見かけるので、今日は「そもそも人はなぜ悩むのか」ということについて考えてみました。
 
自分の経験と偏見が多分に含まれた仮説ではあるのですが、あながち外れてもなさそうな手応えはありますので、よかったらお付き合いください。
 
まず、「人はなぜ悩むのか?」を考える前に、「そもそも、どんな人が悩むのか?」を考えてみたのですが、ここに関しては「暇なヤツが悩む」という結論でいいのかなぁと思います。
 
では、次に、「なぜ、暇なヤツは悩むのか?」を考えてみたのですが…その中で「暇なヤツに足りていないもの(不足しているもの)は何なのか?」を考えてみたところ、「役割」と「人との繋がり」の2つが出てきました。
 
暇な人間は、人が生きる上で必要になるっぽい「役割」と「人との繋がり」という2つの要素が圧倒的に不足している。
 
そこで、「暇な人間は、悩むことで、『役割』と『人との繋がり』を作っているのでは?」という仮説を立ててみました。
 
以下、その解説です。
 
 

人が悩む理由は2つ

 
まず、人が悩む理由の1つとして、「役割の創造」が挙げられるんじゃないかなぁと思いました。
 
「悩みを抱えることで、自分が何か重要な役割を果たしていると感じることができる」というやつです。
 
例えば、仕事や家庭での問題に直面すると、それを解決しようとする過程で「自分は必要とされている」と思えて、「この役目を果たすことで、自分は前に進んでいる」と確認できる。
 
『問題解決による達成感』なんかもあるのでしょう。
 
悩みを解決することで、自己成長を感じ、達成感を得ることができます。
 
このプロセスが、自己効力感を高め、気持ちを落ち着かせて、次へと歩みを進めることができる。
 
つまり、「人が悩む理由」の1つ目は、「精神を正常に保つ為に、悩みを創造している」という話です。
 
僕らが健康に生きる為には、「役割」が必要で、「前に進んでいることが確認できること」が必要じゃないですか?
 
僕らは、それを「悩み」を設けることによって解決しているのではないでしょうか?
 
 
「人が悩む理由」の2つ目は、「他者とのつながりを作るため」です。
 
悩みを共有することで、周囲の人々との絆が深まります。友人や家族に相談することで、共感や支援を得られ、人間関係がより密接になる…だから、その為の「悩み」を創造している。という話です。
 
新R25の若手の皆さんは、まさにココにハマっている気がしていて、「悩み大喜利」をして、皆が共感する悩みを会議で出し合って、それをコンテンツにして「いいね」をもらうことで、人との繋がりを感じているのではないでしょうか?
 
なんなら「悩みコンテンツ」の再生回数が伸びたら、「やったー」とか言っちゃってる。
(すみません、偏見です)
 
 

悩みは「作らない」か「わざわざ作る」の二択です

 
整理すると、四六時中悩んでいる人は、
 
①「自分の役割を作り、成長を確認する為に悩みを創造している」
②「他者との繋がりを作る為に、悩みを創造している」
 
の2本立てです。
 
生きる為に悩んでいるわけですから「お好きにどうぞ」と言いたいところですが、今言った2つは、問題解決の矢印が自分に向いているんですね。
 
自分の役割を作る為だし、自分が他人と繋がる為です。
 
なので、社会には何のインパクトも残していない。
 
何の価値も生んでいない。
 
一方で、しのごの言わず動いている人というのは、「仕事」が「役割」と「人との繋がり」を作ってくれているから、悩みを創造する必要がない。
 
これが、忙しい人が悩まなくて、暇な人間が悩む理由です。(仮説です)
 
もう「悩みを解決する」というフェーズに行っている時点で手遅れで、悩みは「作らない」か「わざわざ作る」の二択です。
 
ここで「わざわざ作る」を選ぶ人は一生悩み続ける人生になると思うので、ガタガタ言ってないで手を動かして、締め切りに追われて、悩みを作らない方を僕はオススメします。
 
 

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