『ボトルジョージ』が「ニューポート・ビーチ映画祭」で短編アニメーション賞を受賞!【キンコン西野】
『CHIMNEY TOWN DAO』の出資のおかげです、ありがとうございます
タイトルにありますとおり、最近ついに東野幸治に見つかってしまったコマ撮り短編アニメーション『ボトルジョージ』が、札幌国際映画祭の二冠に続き、今度は、アメリカ・南カリフォルニア最大級の映画祭『ニューポート・ビーチ・フィルムフェスティバル』で、短編アニメーション賞を受賞しました。
「依存症」という難しいテーマと、そして、コマ撮りで扱うにはどう考えたって難しいシチュエーション(瓶の中とか、水とか)に真っ向から向き合い、惜しみない技術と情熱を注いでくださったクリエイターの皆様と、日頃から摩訶不思議な挑戦を応援してくださっているファンの皆様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。
これは何度もお伝えしていることですが、今回の作品は『CHIMNEY TOWN DAO』というコミュニティーが出資してくださって…というか、愛と平和とチームワークで溢れているコミュニティーに西野亮廣という山賊がズカズカと割って入ってきて、「エンタメのお金の使い方を、エンタメでお金を使ったことがない人同士の多数決で決めるなんてバカのやることだ! 世界で戦える作品を買え!」と喚き散らかしちゃって。。
ヒドイ話ですよね。
「どこが自律分散型組織やねん」という総ツッコミをくらっても尚、「世界で戦える作品を買って、DAOのブランド化に矢印を向けた方がイイ!」と西野亮廣が押し通しまして、『CHIMNEY TOWN DAO』がNFTの売上でプールしていたお金を『ボトルジョージ』の制作費に回すことになりました。
あの日、自律分散型組織の道徳を破るような提言を受け入れてくださったから、『ボトルジョージ』を作ることができたわけで、あらためて、お礼申し上げます。
価値が上がった専用劇場にどんな仕掛けを施すか?
さて。
そんな『ボトルジョージ』ですが、本当にありがたいことに今、世界中の映画祭からお声がけいただいておりまして、大変な賞をいただいております。
ただ、やっぱり個人的には「海外の映画祭のことをほとんどの日本人が知らない」というのはチョット悔しいところもあるんです。
そこに関しては大衆を振り向かせることがまだまだできていない自分の力不足でしかないので、しっかりとこの現実を受け入れて、届ける努力をキッチリとしていきたいと思います。
とはいえ、「届ける努力」と言っても「短編アニメーションを知っていただくには、どこから切り崩していけばいいの?」というのが、おそらく短編アニメーション業界皆の意見で、皆、まだこれといった答えを出せていないのですが、そんな中、今、イイ感じの風が吹いているのがボトルジョージ専用劇場『ボトルジョージ・シアター』です。
※チケットはコチラ↓
(※1年365日、毎日18時半から上映し続けております。ワンドリンク制)
夜は夜で、業界の方が会食終わりに「二軒目に行くBAR」としてフラッと立ち寄ってくださるので、そこでシークレットの上映会が夜な夜な開催されてたりします。
面白いのは、『ボトルジョージ』がこうして国内外の映画祭で賞をとる度に、『ボトルジョージ』を唯一観ることができる『ボトルジョージ・シアター』の価値が上がるところで、映画祭の結果とシアターの価値が連動しているのは新鮮だなぁと思っています。
この放送を聴かれている方の中には「シアターの価値が上がるから何なの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますし、僕自身、現時点では「わからん」といったところなんですけども、あらゆる業界を越境して色んなことを仕掛けてきた僕のこれまで経験上、「面白い企画」はいつもこういう変なエネルギーが発生している場所から生まれているんです。
風が吹いている場所に風車を置いて、水が流れている場所に水車を置いて、人が集まっている場所に看板を立てるように、今は「価値が上がった専用劇場にどんな仕掛けを施すか?」という大喜利を出されていて、いつだって答えはこの先にあるのですが、それもこれも、そもそもエネルギーが発生しないとこんな大喜利は始まらないんです。
なので、おもしろ企画屋としては「シアターの価値が上がるから何なの?」じゃなくて、「シアターの価値が上がることってそうそう無いぞ」という感じで、様子のおかしいエネルギーが発生していることをまずは歓迎した方がいいと思っています。
僕の肌感だと、あと3つ〜4つぐらい海外の映画祭で賞をとった時に、「海外の映画祭の賞を総ナメしている短編映画を唯一観ることができる専用劇場」ということで、話題を作りやすくなるんじゃ無いかなぁと思っています。
とにもかくにも、引き続き、一番面白い届け方を模索し続けます。
改めまして、この度は『ニューポート・ビーチ・フィルムフェスティバル』の短編アニメーション賞を受賞することができ、心より感謝申し上げます。
いつも応援していただき、誠にありがとうございます。
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