Voicyフェスが盛り上がればいいなぁと思いつつも…【キンコン西野】
去年は太田さんとの対談でメチャクチャ楽しかった
Voicyが「世界を変える声の祭典」の銘打った『Voicyフェス』というオンライン(音声?)のイベントが11月の末にあるみたいで、各方面からチョコチョコとプレッシャーをかけられております。
まず最初に僕のスタンスを明らかにしておくと、僕は『Voicyフェス』に対してネガティブな感情は一切なくて、「せっかくのお祭りなんだし、盛り上がるといいなぁ」と思っています。
当然、手伝える範囲でお手伝いさせていただきたいと思っていますし、これまでもお手伝いさせていただきました。
去年は爆笑問題の太田さんとの対談で、久しぶりにジックリとお話しできて、メチャクチャ楽しかったです。
会場にはビールサーバーとかもあったりして、一杯ひっかけていきたかったのですが、たしか幕張メッセのイベント前でドッタバタの時で、太田さんとの対談終わりはすぐに「飛び出し」になってしまったのが唯一の心残りです。
そんな感じでVoicyフェスに対しては「せっかく参加するからには楽しんで帰ろう」みたいな前向きなスタンスでいたりします。
自分が「撒き餌」に使われるのは構わないけど、困るのが…
そんなVoicyフェスが今年もあるのですが、ちょっとした悩みのタネは何かと、もし今年もVoicyフェスに出ることが決まった場合、メチャクチャ腹割って話すと「対談したい人があんまりいない」というのがあったりします。
もちろん、「今、ちょっと会って話しときたいなぁ」という人はいるんです。
それこそファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の運営面の進捗状況の共有を、演出の吉原光夫さんにしたかったりするわけですが、そういう場合ってVoicyフェスを待たずに会っちゃうんです。
それこそ光夫さんは今夜会うし、光夫さん経由で、一度会ってお話ししてみたかった方とも今夜お会いします。
つまんない話をしてしまって非常に申し訳ないのですが、そういう「会って話したい人」のほとんどは今一緒にプロジェクトを進めている人か、先々、一緒にプロジェクトを進める可能性が極めて高い人で、たとえば「人気占い師の誰それサンと対談してください」と言われても、それこそ「仕事」と割り切ってやらないとやってられない。
そして、もう1つ難しいことがありまして…
たとえば僕がVoicyフェスに出ることが決まったら、おそらくVoicyのスタッフさんの方から「○○さんとの対談とかいかがっすかね?」と提案されるんです。
そこで僕が仮に「面白そうですねー」と返してしまうと、次にVoicyのスタッフさんは○○さんのところに行って、おそらく(高確率で)○○さんに対して「キングコングの西野さんが○○さんとお話しすることに興味を持っているみたいで」という口説き方をするんです。
かなり高い確率ですると思ってます(笑)
生々しい話をすると、「Voicyフェスに出てください」よりも「キングコング西野さんが話したがってます」の方が口説きやすいんです。
そこで自分が「撒き餌」的に使われる分には構わないんですけども、ただ、困るのが、そうやって声をかけてしまったが最後、対談が始まると、お相手の方は「西野が自分に興味がある」と思っているから、西野がインタビュアーになっちゃうんですね。
この時、起きているエラーは二つあって、まず1つ目は「西野はそこまで○○さんの活動に興味がない」ということ。
そして2つ目は、Voicyフェスの告知を熱心にしているのは○○さんではなくて、西野で、その対談は「西野のファンの人が聴きに来てくれているのに、西野がインタビュアーにまわっていることで、西野の話が聴けない」というストレスが発生してしまうこと。
これ、昔、講演会でよくあったんですけども、『西野亮廣講演会』の主催者さんが、主催者と西野の対談の時間を設けたりして、西野亮廣を観に来たお客さんからの「見たいのはコレジャナイ感」が凄かったんです。
そういう意味で言うと、去年の爆笑問題の太田さんは最高オブ最高で、太田さんも百戦錬磨だし、ご自身でもイベント(ブッキング)をやられていて、西野サイドの事情も分かっているから、西野がインタビュアーになりすぎないように、絶妙のバランスでピッチャーとキャッチャーのポジションチェンジを繰り返してくださったんです。
そういう人がいれば「是非是非!」なのですが、そういう人ってなかなかいないじゃないですか?
だから毎回Voicyフェスが近づいてくると、頭を悩ませているわけですが、繰り返しますがVoicyフェス自体は盛り上がった方が良いと思っているので、「いい人が見つかりますように」と願っている西野でした。
Voicyフェスに目指してほしいところ
フェスって何が難しいかというと、そのフェス自体がブランドになるまでは、「ネームバリューがある人をブッキングするには、人を使うしかない」という性格があって、よっぽど上手く設計しないと「ネームバリューがある人を引っ張ってくる為に使われる人の取り分が1個も無い」という結果になって、「俺のメリットなんなの?」という声が続出してフェスの続行が難しくなる…という歴史が繰り返されていたりします。
これを解決する方法は1つで、「フェスがブランドになる」しかない。
Voicyフェスはそこを目指して欲しいなぁと思います。
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