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【脚本術】SAVE THE CATの法則 まとめ

こんばんは!まるくです。

今回は、脚本術の本の中でも有名な『SAVE THE CATの法則』のまとめです。ハリウッドで成功した著者の売れる脚本術を学ぶことができる本です。

翻訳書なので映画の例は知らないものも多く、「ボード作り」の章など初心者には早いと思う部分もありましたが、著者が見出した「10のジャンル」などは非常に参考になると思います。

以下、本書のポイントを簡単に紹介します。

SAVE THE CATとは?

『SAVE THE CAT』の意味について、本書では次のように書かれています。

《SAVE THE CAT!》とは、〈主人公が置かれた状況に観客が最初から〈共感〉できるように気をつける〉ということだ。

つまり、主人公が危機一髪でネコを助けるようなシーンを入れて、主人公に共感させよう、ということです。

なぜそうする必要があるのか?

それは、主人公に共感させることが何よりも重要だからです。主人公と観客は繋がっており、主人公に感情移入できないと映画がつまらなくなってしまいます。

もちろん、それがあからさまにならないように気を付ける必要はあります。

10のジャンル

著者は映画のストーリーの本質によって10のジャンルに分類しています。

「家の中のモンスター」
「金の羊毛」
「魔法のランプ」
「難題に直面した平凡な奴」
「人生の節目」
「バディとの友情」
「なぜやったのか?」
「バカの勝利」
「組織のなかで」
「スーパーヒーロー」

例えば、「家の中のモンスター」は『ジョーズ』や『ジュラシックパーク』などです。人間の貪欲さが原因で、逃げ場のない空間で犯罪が起こり、その結果、モンスターが生まれます。

「金の羊毛」は『スター・ウォーズ』などです。主人公は何かを求めて"旅"に出て、様々な人と出会い、色々な経験をします。そして、最終的に求めていたものとは別のものを発見する、というストーリーです。

著者は、こういったジャンルのルールやパターンを研究することが重要だと述べています。特徴を理解した上でルールを破ったり、新しい捻りを加えることで、オリジナリティが発揮できるようになります。

構成

著者は、三幕構成をさらに詳細に分解した独自のテンプレートを紹介しています。「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」と名付けています。

  1. オープニングイメージ

  2. テーマの提示

  3. セットアップ

  4. きっかけ

  5. 悩みのとき

  6. 第一ターニング・ポイント

  7. サブプロット

  8. お楽しみ

  9. ミッド・ポイント

  10. 迫りくる悪い奴ら

  11. すべてを失って

  12. 心の暗闇

  13. 第二ターニング・ポイント

  14. フィナーレ

  15. ファイナル・イメージ

本書では、それぞれのセクションについて詳しい解説があります。
筆者はこのテンプレートの紹介を通して脚本を書く前にしっかりと構成を練ることが重要だと強調しています。

まとめ

ハリウッドで成功した著者の売れる脚本術を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください(^^)/

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