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長襦袢を着る④伊達締めをする

作物にとって恵みの雨が降る「穀雨」の候となりました。気づけば平成最後の二十四節気です。来たるべき「令和」という新しい時代まで一週間。大型連休にも突入いたします。

せっかくの長いお休みです。着物でお出かけという日を作ってみてはいかがでしょうか。

※写真をクリックすると動画をご覧いただけます。

今回は長襦袢を着る④「伊達締めをする」の動画をお送りいたします。この4回で長襦袢は最後になります。長襦袢を綺麗に着ることは着姿に繋がるといいます。ぜひ参考にしていただければと思います。

<POINT>
・袖を腕にかけます。
腕をそっと後ろから前へ動かし、袖を腕にかけます。手を洗うなど何かの作業をする際もまた、こうして袖を腕にかけておくと袂に戸惑うことがありません。

・伊達締めと身体の中心を合わせ、胸の下あたりに伊達締めの上線をそっとあて、平行に後ろへ持っていきます。
伊達締めを身体に当てるときは、バストトップあたりからそっと下ろすようにして胸下に当てると長襦袢にシワがよりません。

・どちらか一方の伊達締めを上に。

・交差させた後、上にしている伊達締めを折り曲げます。
伊達締めに余計なシワを作ってしまうと、着物がピタリと長襦袢に沿ってくれません。見えない部分ではありますが、丁寧な作業を心がけましょう。


・左右ともに伊達締めの下線を持ち、軽く締めます。
一度キュッと締める程度で、あまりきつく締めることはありません。締め過ぎは長時間着ていると着苦しさの原因になってしまいます。ご自身の心地よい場所で。

・身体の中心を避け、伊達締めを一度結んで交差させ左右へ。
内臓が集中する身体の中心に結び目があると苦しくなってしまいます。どの行程でも結び目は身体の左右どちらかで作ります。

・伊達締めの端は上から下に入れて処理をします。この際、緩みが出ないように。
例えば伊達締めの両端を下から上に入れますと、身体にフィットした長襦袢が緩んでしましいます。緩みやシワは着崩れの原因に。最後まで丁寧に行いましょう。



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