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どんどん三密に近づいていっちゃいましょう。
いろんな花が咲いてきました。
先日所用で出かけたお寺にも綺麗な牡丹が。
とてもゴージャス。
お寺に植えられているのをよく見るのは、
中国で人気がある花だということもありますが、
薬効があるかららしいです。
昔はお寺で薬用植物を育ててたりしてたんですね。
前回書きましたが。
身口意一致させるのは、意識すればできるようになりますし
その方が結局進み方が早くなります。
なので、早く決めて始めるのをお勧めします。
身口意一致させてクリアリングしたら、如来の三密にどんどん近づいていけます。
それやって行きましょうよ、という話なんですけど
そういえば、どうやってクリアリングするのか書いてませんでした。
そのクリアリングの方法は、
「口に真言を唱え、手に印契を結び、心に諸尊を観念する」こと。
このうち、印契というのは定められた形に手指を組むこと。
いわゆる「印を結ぶ」と言われるものです。
これは一応、阿闍梨からの伝授を受けないと
行なってはいけないことになっていて、
密教のお坊さんから教えられた印契、教えられた人以外は使えません。
真言宗では特に、袈裟の下で結ぶなどして見えないようにするのが作法。
それくらい大切にしているものなのです。
ですので、普通の人が行えるのは「口に真言を唱え」「心に諸尊を観念する」
という部分です。
この場合、手は合掌すれば大丈夫。
印契の中にも普通の人でも使ってもいいものがいくつかあり、
手と手を合わせる合掌もそのひとつ。
つまりこれも印契の一種です。
手を合わせて真言をお唱えし、仏さまのお姿を心に浮かべればOK。
これによって仏さまの「三密」の状態を自分に映すわけです。
つまり心理学で言うところの「ミラーリング」。
仏さまと同じ状態を実践することで仏さまの本質を体感して、
そちらに近づいて行くように方向付けを行う。
形を整えるとこういう「手を合わせて真言念誦&観想」になるわけですが、
普通の生活を送っている人が時間をとってわざわざ行うのはやりにくい。
真面目な方は、念珠を持ち歩いて電車に乗ってる時に行なったりもしますが、
そこまでやる方は相当やる気のある方。
これはこれで立派なことですけど、みんながみんなそういうわけにも行きません。
じゃあどうすればいいかというと、
日常の普通のことをしているときに、思いと言葉と行動を一致させて
自分と周囲の状態がよくなるように使っていれば、
日常の普通のことをしているだけで身口意のクリアリングがある程度できます。
集中する対象は「仏さま」「真言」という大変けっこうなものである方が
クリアリングの効果はもちろん高いのですが、
「余分なことを考えず」「対象に集中する」ということも重要です。
物事に集中することがなぜいいかというと、
言葉や行動をくらますいろんな余計な考えを浮かべるのは心だからです。
心が何かに集中して働いていれば、迷路のような道を作ることもなく
まっすぐに「真の望み」という目的地に進めます。
だから「ワクワクすることをやりなさい」と多くの人が勧めるのです。
「ワクワクしていいことをすること」で、身口意を一致させて
クリアリングもある程度できちゃう、となると、これはやらない手はありません。
次々に現れてくる望みをワクワクと次々に叶えているうちに、
真の望みが現れてくるでしょう。
「手を合わせて真言念誦&観想」でその過程をスピードアップするのも、
ぜひぜひお勧めしたいところです。