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ストリップの舞台
せんのさくらちゃん作のイラストが出来上がりました。
有難う御座います。
この演目はこちらになります。
今回はストリップ劇場の舞台について少しご紹介しますね。
ストリップの舞台
全国には色んな劇場がありました。
舞台の大きさは勿論、照明や盆の回転スピードなど、同じ作品でも劇場によって雰囲気が違うように見えることもあります。
基本、本舞台があり花道、回転盆となっていますが、盆に段差があったり回転しない舞台、盆がないとこや花道の長さや幅、本舞台の大きさも様々です。
同じ演目を全国の各劇場で踊るので、初日の1回目の出番で舞台での立ち位置や歩幅、回転盆でのポーズの位置や向きなどを把握していきます。
ストリップの興行は、初日の早朝に移動して開演前に劇場入りするので、基本リハーサルはありません。
ベッドショー(ベットショー)
踊り子の演目は、ダンス→脱ぎ→ベッドショー→ポラロイドショー→オープンショーが基本となっています。
劇場によって持ち時間は多少違いますが、20分前後が多く、長いところで30分。これを1日4公演✖️10日間の興行となっています。
浅草ロック座や川崎ロック座など1カ月や20日間、15日間などのったりする時はロングと呼んでいました。(出演する事をのると呼びます。)
ベッドショーにも種類があり、オナニーベッド、天狗ベッド、蝋燭ベッド、ポーズベッドなどあります。
私はポーズベッドを主にしていましたが、小道具や衣装にこだわったり、ベッド入りや立ち上がりのブリッジの種類で変化をつけていました。
ベッドショーは、回転盆にいくことをベッド入り、回転盆から本舞台へ向かうことを立ち上がりといいます。
ブリッジにも三点ブリッジ、四点ブリッジ、片足上げブリッジ、手を使わないブリッジなどあります。
私は手を使わないブリッジでベッド入りや立ち上がりが得意だったので、1度ブリッジで起き上がり更にまた下がりなど、二段、三段ブリッジと名付け、のちにリオバウアーと言われる事もありました。
香盤
ストリップ劇場の香盤には、トリ、トリ前、トップ、中トリと、人気や実力などにより各劇場の香盤の組み方があります。
その週の香盤で、朝起きる時間や準備のリズムなど決まっていきます。
そして、前後の踊り子さんのカラーや作品、場内の空気など、その週により違うので同じ作品でもいつも新たな気持ちで踊ることができました。
舞台に立つパワーや気持ちの切り替え、精神力。この世界で沢山鍛えられました。