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8/22で活休する「KEYTALK」について
「どんなバンドもいずれは何かしらの形で見れなくなる。」
そんな謳い文句はこの数年でたくさん見てきた気がする
「まさかあのバンドがね〜。」
なんて思っていた矢先にまさか「KEYTALK」が活休になるなんて予想できなかった
そんな、いちファンである私の思い出を精算の意味も込めて想いと記憶の限りを書いていきます。
■「KEYTALK」の思い出
全く自慢するわけではないけど、KEYTALKを知ったのは割と古い方かも。
メジャーデビュー手前の本当に直前くらいだったと思う。
具体的にいつ、何をきっかけに何の曲でハマったかはあまり定かではない。
大学を卒業して、定職にもつかず、社会の中でどう生きていったらいいかわからず。やっと正社員として採用してもらい、全国津々浦々、営業として駆け回っていた。
なかなか営業成績があがらず、精神的に本当にキツくて、真夜中の新幹線が暗闇を切り裂く中、東京駅までの帰路でいつも聴いていた「TIMES SQUARE」と「SUGAR TITLE」
他にも「KTEP」シリーズの曲たち。
仕事の前にテンションを上げたくて「太陽系リフレイン」を聴くのが定番になっていた。
20代前半はとにかくKEYTALK沼。
KEYTALK TVなんて、どれだけ観てきたか。
巨匠のソロライブへの潜入、義勝の置き去り、武正の駐車場から出れない事件、八木氏の失踪…。
まだ巨匠もゴリラだったな、武正も坊主だった時期あったよな、八木氏はずっと下ネタばっかり、義勝のおにぎり投げは爆笑した。
彼らの天真爛漫なキャラクターも曲も最高だった。
キャッチーなメロは本当に天才だと思う、唯一無二で KEYTALKにしか作れない曲ばかり。
彼らと同年代の自分にとって、これほどの音楽を作れる人がいることはどこか誇らしかった。
「ONE SHOT WONDER」はインディーズの集大成とも言える最高のアルバムであり、今も色褪せない1枚。
カラオケで「ユニティーーーー」って叫ぶのが好きで、夏は「summer tail」を聴きながら、原付をかっ飛ばしていた。
A型とB型の歌詞を何回も見比べていた、結局、血液型の意味はわからなかっった。
■無敵だったKEYTALKのメジャーデビュー期
無敵って本当に敵なしという状態なんだ、マリオのスターじゃないけど、当時彼らは本当に無敵だった。
同世代にはKANA-BOOMだったり、フォーリミだったり、オーラルだったり、ブルエンだったり、SAKANAMONだったり、今フェスで最前線に立って活動しているバンドの中でも群を抜いていたと思う。
これが売れないなら世の中腐ってるなとも思っていた。
遂にメジャーデビューを迎えた時。
この時期が1番聴いていた。朝から寝るまでずっと。
新曲が出ればすぐに聴いたし、youtubeにMVが上がれば、1日中流していた。
メジャーデビュー1発目のアルバム「OVERTONE」
自分の中でKEYTALKの1番好きなアルバム。
ギターもめっちゃコピーした。
だけど、当時は弾けなかったのも良い思い出。
「コースター」をずっと聴いて、「MURASAKI」のギターが好きで、「プルオーバー」が沁みてた。
今はない、赤坂BLITZのライブ映像は最強のライブ。
自分も仕事が少し変わって、ショッピングモールでのイベント運営をやっていた。そこで勝手にOVERTONEを流してた。
たまに怒られた、でも流した。
もっとKEYTALKをたくさんの人に聴いてもらいたかった。
2枚目に出したアルバム「HOT」
これも好きだった、「マスターゴット」の意味が面白くて、シングルで先に出てた今も代表曲な「MONSTER DANCE」をカラオケで歌いまくって。
「バイバイアイミスユー」で泣いた。
次に出た「PARADISE」も良い思い出。
これまでよりも更にパーティ感を出した「Summer Venus」、ロックでかっこいい「ASTRO」。
KEYTALKといえばのお祭りソング「MATSURI BAYASHI」
奥さんと初めて一緒に行ったKEYTALK10周年ライブで聴いた「Oh!En!Ka!」
この時期がKEYTALKとの特に密だった期間。
今、思い出してもこの時期が濃厚で最高だった。
正直、社会人として何ら達成できてなかったし、やりたいこともなく、夢もない、何となく毎日を消費していた時期だったけど、KEYTALKがいたから今も良い思い出になっている。
■KEYTALKから離れていた時期
横浜アリーナを節目に、KEYTALKから離れてしまった。
別に嫌いになったわけではない。
活動は何となく追っていたし、曲が嫌いになったわけではない。
誰だってそういう時期はあると思う、音楽はどんどん新しいものが出る。
自分の年齢も上がってくると、趣向も変わってくるものだ。
たまに新曲が出た時にちょっと聴いて、でもなんか違うなってなって。
そうこうしているうちに、気がつけば数年が経ち、何となく社会人として色々と悩んでいた時期は超えて、落ち着き始めていた。
そんな矢先にSNSのトレンドから義勝のツイートを見た。
混乱のままSNSに張り付くも、8/22のライブを最後に活動休止が発表された。
■最後のライブ参加
活動休止がどのくらいかかるのか、年単位なのか?4人ではもうやらないのか?色々と頭に駆け巡る数日が経ち、悶々としていた深夜。
「そうだ!ライブ行こう!」
すぐに検索をかけて、出てきた「野郎ナイト〜男祭り2024〜」のチケット販売。
気付いたのは開催日、前日。
急なライブ参戦は家族の許しもないとキツい。
半ば諦めていた、ライブ当日の朝。
家族に許しをもらったが、受付は販売終了。
泣く泣く諦めていたが、当日券販売の情報をSNSで見て、家を飛びてて、真夏の夕暮れを走り、向かうは下北沢ADRIFT
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当日券も無事、購入!
![](https://assets.st-note.com/img/1724334146679-oLCDRWOBzj.jpg?width=1200)
全身汗まみれ、全てを出し切って、KEYTALKのパワーを受け止めた。
やっぱライブのKEYTALKは最高だった。
終わった後のステージはどこか寂しい雰囲気。
![](https://assets.st-note.com/img/1724334227891-VpAMNPDL1N.jpg?width=1200)
八木氏奢りのテキーラを掻っ込んで、帰路に着く帰り道。
耳が遠くなり、イヤホンからは音漏れして当日のセットリストをなぞる。
知らなかった新しい曲を聴いていたら、涙が出てきて、なんでもっとライブにいかなかったのか後悔した。
■夕映の街、今
KEYTALKとの出会いから10年。
改めて聴くキッカケ自体はあまり良いものではなかったけど、KEYTALKのたくさんの楽曲を聴いて、間違いなく自分の聴いてきた音楽の中で深く深く根付いている。
復活はいつになるか、もちろん4人が1番嬉しい。
だけど、もしかしたらこのまま解散してしまうかもしれない。
ワクワクとドキドキと、言葉できない想いのままこの記事を書いている。
どんな形でも良いから、巨匠の歌声が、武正のギターが、八木氏のドラムが、義勝の作る曲とベースが聴きたい。
だけど、1番はやっぱりKEYTALKとして聴きたい!!!
バンドで飯を食っていきたいと決めて、活動してきたことを古閑さんのインタビュー記事で知り、インディーズの頃から精力的に活動してきた KEYTALK。
終わりなき旅の途中かもですが、今は腰を下ろして、ゆっくり休んで。
また活動再開した時はライブで、KEYTALKの音楽を聴かせてください。
ありがとう!KEYTALK!!
駄文、失礼しました。
ここまで読んでくださってありがとうございます!