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BMWから待望の新型電動スクーターが出る!

#本と珈琲とときどきバイク #バイクと出逢うための本屋 #バイク乗りと繋がりたい #バイクと一般人とを繋げたい #BMW #CE04

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BMWから待望の新型電動スクーターが出る!
どうもこんにちは。現在の本屋の準備進捗は今のところ順調。まだお見せできる写真がないのは申し訳ないですが、工事が9月半ばくらいスタートとのことで、もうしばらくお待ちください。着工し始めたらまた日々レポートして参ります。今は店舗工事を見積もり内におさめていくための細かな調整段階です。あと本の仕入れ関連で各所と打ち合わせ中といったところ。

そんな今回は電動バイクのよもやま話です。
バイク業界もいよいよEV化に加速がかかってきたように思います。
そしてつい先日発表されたばかりのBMW新型電動スクーター「CE04」(添付写真のモデル)。これは昨年10月頃に同社にてコンセプトモデルとして発表された車両の市販Ver.になります。まさかほぼそのままのスタイリングでかつ、このスピード感で量産化&市販化されるとは!驚きです。BMWの気合いを感じますね。
私はこれをとても新しくカッコいいものと捉えていますが、皆さんの目にはどう映るでしょうか。バイク好きの中には、EV否定派、スクーター否定派、バイクは「(ある特定の)コレ」しか認めない派など、かなり偏った層が多いと日々感じていますが、バイクに乗ってない一般の方の目線も含め、「カッコいい」のか「乗ってみたい」のか「ただのスクーターにしか見えん」のか「BMWだから良い」のか「BMWらしくないから嫌」なのか「よくわからん乗り物」なのか「まるで興味ない」のか、、、皆さんのパッと見の印象を聞いてみたいですね。ここではディティールを掘り下げる気はありませんが、細かな作り込みは見事ですし、日本メーカーにはない、力を入れる入れないの割り切り方が上手。だからここまでキレイにまとまった製品をつくれるのでしょう。アッパレ!

すでに何年か前からどの大手メーカーもEV開発中だとか、ついにハーレーがEV出すとか騒いでましたが、モーターショーで出すようなコンセプトモデル止まりではなく、いよいよ市販品として続々とEVモデルが出てきてますね。
最初はヤマハだったかと認識してますが、ヤマハの電動スクーターに始まり、今ではハーレーから独立したライブワイヤー、そしてBMWのCE04など、そのサイズがより大きなものへと開発技術が上がってきました。それでもいまだにネックなのは小型化と走行距離とインフラ。走行距離を出そうとすれば大型化と重量アップと高価格は避けて通れない。逆に小型化するならインフラが整ってないとどこでも自由に走行は難しい。TV番組「充電させてもらえませんか」で見ての通り、ツーリング途中で民家にお願いして電気をいただくしかない。台湾で「gogoro」という電動小型スクーターがよく走ってますが、これはインフラサービスがとても素晴らしい。おまけに車両のデザインも素晴らしい。いろんな意味で新しいし本当によくできています。日本だと石垣島がシェアサービスとして導入しているようです。確かに狭いエリア限定なら小型電動モビリティの立ち位置は魅力的だと思います。調べてみると面白いですよ。
そう遠くない未来、大容量超小型バッテリーの技術レベルは間違いなく上がるでしょう。なので今後はさほど開発難易度は上がらないんじゃないか。値段もしばらくは高いけどそのうちお手頃価格になるかも。。。この状況は新興メーカーが開発しやすく、大手メーカーには開発しにくいという状況が出てくる気がしてます。なぜなら大手メーカーはコスト以前に社内ルールにがんじがらめになって、目の前に魅力的な部品があってもそれを採用するのにかなりの労力を必要とします。一つ何か新しいことをしようものなら非常に遠回りをしながらいくつもの関門を乗り越えた先でもあっさり不採用となるパターンも少なくない。技術革新の時代のスピード感に対して社内開発のスピード感が遅すぎて間違いなく乗り遅れる。それらの社内ルールのせいでできることの制限がかなり厳しいため、魅力的なモノがつくりにくいというのが現状。新興メーカーであればそんなルールなど気にせず、法規要件さえ守れば割り切った良いデザインのものがつくりやすい。エンジンだと開発のノウハウが必要ですが、バッテリーであればその難易度が格段に下がるというのも大手メーカー以外が参入しやすい理由の一つでもあります。今後EVに強くグローバルな中国メーカーがどんどん市場を耕していくものと思われます。部品供給もどのメーカーもほぼ中国から仕入れるみたいな感じになるのではないでしょうか。
EV化に限らずすでに部品供給は中国や東南アジア、インドの協力なしでは大きな資本が必要なクルマ、バイク、家電などの量産モノづくりはできない時代。服飾関係もだいぶ海外に頼っていますね。もはや各メーカーの品質感は全世界で大差がない。となると各メーカーはオリジナルさや強みをどこで表現するかで日々頭を痛めていることでしょう。歴史なのかスタイリングなのか機能なのかサービスなのか値段なのか、、、いろんな切り口があるとはいえ、それもまた全世界同様に考えているわけで、、、だいぶ飽和してきている市場。先ほど紹介した「gogoro」なんかは最近のバイク業界ではなかなかの革命だったと思います。
オリジナルさをどう表現するか、、、かといって全部メイドインジャパンにこだわるととんでもない値段になりますし、昭和の時代につくられた日本のお家芸、クルマやバイク、家電といった大手メーカーはやはり大量生産大量消費に向いている会社。個々に合った多様性ある柔軟なデザインが求められるこれからの時代には明らかに不利。会社の規模を縮小すれば、フットワークは軽くなりますが、相当な数の社員が退社させられてしまいます。日本メーカーには不利のこの激動の時代に、その手腕が試されています。私はそこを見越しつつ自らの本懐を達成するべく、会社を離れた側ですが、引き続き日本のバイクメーカーを応援し続けていきます。何卒頑張って踏ん張っていただきたい。あと海外メーカーに負けない魅力的なモノづくりを強くお願いします!!!(これ重要。現在明らかに負けてる)
日本のバイクの未来のために、私からはバイクと一般人とを結ぶ役目を勝手に担うことにしましたので、こちらはお任せください。
これは私のジャストアイデアですが、今後の日本の大手メーカーの生きる術として、アートとかワンオフ方面に舵を切ってはどうかと思っています。それならとびきり高価であっても受注なので確実に売れるし、当然魅力的なモノができるはず。ただ残念ながらそこに着手できる体制は日本のバイクメーカーは整っていません。現状はカスタムビルダーにワンオフ品をお願いするしかなさそうです。これも実はすでにBMWやハーレーがやっている。
完全受注開発で大手メーカーがワンオフ品をつくってくれるサービスがあるとすれば、値段は高いけど富裕層には響く。さらに手の届かない層にも憧れのモデルとして映るとか、大手メーカーだってここまでのモノづくりができるんだというアピールとかの付加価値が付いてくれば、、、私はここら辺に新しいサービスの芽がある気がしますが、、、そんなことを今回のBMWの新型を見て、考えに耽っておりました。それほどにこのモデルが魅力的かつ、バイクの未来について考えてしまうオーラを持ったモデルだと私には映りましたとさ。まぁそもそもモノにこだわっている時点で時代遅れかもしれませんが。これからはデジタルとバイクの融合かもしれません。VR空間でいかにライディング体験ができるかみたいな、、、

おっとだいぶ長くなってしまいました。

それではこの辺で。



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