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60代からの作文ドリル(39)あるテーマについてのプレゼンテーション

問題「あるテーマについてプレゼンテーションを準備して、その内容を文章でまとめてください。」


2024年9月10日(火)

汎用機からオフコンへのダウンサイジングが行われていた頃、オフコンを用いたオンライン・アプリケーション・システム開発の生産技術について社内向けにプレゼンテーションを行いました。

その当時のオフコン・アプリの開発チームでは、生産性向上を目的としたいくつかの試みと検証作業を実施し、アプリ開発の準備を進めていました。当時、実施していた主な試みには、以下の内容がありました。
・汎用機で用いていたコーディング・パターンの導入
・汎用機で用いていた簡易言語(EASYTRIEVE)相当のツールの整備
・データベース保守用の定型プログラムの自動生成
・バッチ・ジョブのフロー制御を行うフレームワークの整備

プレゼンテーションの準備としてまず最初に行ったことは、プレゼンテーションで発表するテーマの選択でした。

テーマの選択は、定型プログラムの自動生成など新規性の高い手法より、社内向けに分かり易いことを前提に汎用機開発でも実績のある「コーディング・パターンの採用」をテーマに選択しました。

具体的には、汎用機でのアプリ開発でも用いていたコーディング・パターンの手法をオフコンのアプリ開発へも導入するというもので、汎用機でのバッチ処理、オンライン処理で用いられていたそれぞれのコーディング・パターンの基本構造を踏襲し、オフコンの開発言語(RPG)へも応用したものでした。

汎用機とオフコンのアプリ開発のコーディング・パターンの構造を揃えることで、汎用機開発の経験者もオフコン開発へ移行し安く、なお且つ、保守性も高くなることをアピールすることができました。

プレゼンテーションの結果、幹部クラスと汎用機開発チームへも分かり易い内容であったことからアピール度も高く、高く評価していただくことができました。

このプレゼンテーションの後、汎用機開発チームからの要員移行も抵抗なく行われるよになり、テーマの選択が正しかったことが実証されることになりました。


あとがき

後にオフコンの開発言語(RPG)は、可読性の高いCOBOL言語へ移行しましたが、その際も、コーディング・パターンを継承していました。

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